■わたらせ渓谷鐡道沿線(スズキ V-strom250)
■上毛三山旅行記(ヤマハ TMAX530)
■ロマンチック街道1(スズキ GSR250)
■嬬恋パノラマライン(スズキ GSX-S750)
■妙義山(ヤマハ WR250X)
■佐野・館林(ドゥカティ749R)
■谷川岳(ドゥカティモンスター696+)
■わたらせ渓谷鐡道沿線(スズキ V-strom250)
みどり市はプチワンダーランド
江戸時代から昭和に至り、国内屈指の銅の採掘量を誇った足尾銅山。
1912年に開通した足尾鉄道(桐生〜間藤)は、足尾銅山で採掘された銅の輸送をメインに行った。今は「わたらせ渓谷鐡道」と名前を変えて、主に観光と生活の足を主として桐生〜間藤を繋いでいる。周辺には登録有形文化財も多く、今回、そのわたらせ渓谷鐡道(わた渓)沿いを走る県道を、みどり市から足尾まで走ってみた。
まずは、みどり市に。みどり市は平成の大合併により2006年にでき、地理的には桐生市に挟まれていた非常に変わった場所にある。
郊外には9月中旬から10月中旬に12万本ものひまわりが開花するという「ひまわりの花畑」がある。
最初の立ち寄りスポットは、その名も気になる「日本一しょうゆ」に。
創業230年の老舗の醤油製造元で、店舗は国登録有形文化財でもある。要予約で工場見学も可能だ(無料:約30分)。
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店舗内では蔵元で作られた各種醤油が販売されている。人気はたまり醤油と、濃い口醤油。最近ではタマゴかえ醤油も人気とのことだ。
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そして、日本一しょうゆの駐車場の横から、「河内屋木道」なる小路が続いている。
その先にあったものが、
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「三方良しの井戸」。近江商人の「三方良し」のシンボルとして保存されている。そして、
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風情ある「千代の湯」。なんと、創業120年だそうだ。
町の中心部を抜け、少し走ると、なんと、木造の劇場がある。
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「ながめ余興場」というもので、昭和12年に建てられた木造二階建ての劇場で、廻り舞台や花道もある。
昔、国内最大規模の銅山として栄えた足尾銅山への繋がるあかがね街道の宿場町として栄えた町の中には、昔からのいろいろ風情あるものが残っているので、市内をぷらぷら散策してみるのも楽しい。
そこからすぐのところに、紅葉の時期には絶景ポイントとなる高津戸峡がある。
関東の耶馬渓とも称され、紅葉時でなくても、その清涼感を感じ得ることが出来る(画像は「高津戸橋」からの風景)。特徴的な三角の形をした「はねきた橋」からの景観がお勧めだ。
そこから、いよいよわたらせ渓谷鐡道(渡良瀬川)に沿うようにある国道122号線を走ります。
まずは、わたらせ渓谷鉄道内で屈指の風情がある駅舎「上神梅駅」に。国登録有形文化財で、映画やCMのロケ地にもなったりする趣のある駅舎は必見です。
電車がゴトゴトと来る風景も様になります。
さて、わたらせ川の渓流に沿って走る酷道122号線を気持ちよく走っていると、「本宿駅→」と書かれた看板を発見。
バイクを止めて行ってみると、国道から階段を下ったところに無人駅の駅舎があった。
線路向こうの樹々の間から古路瀬渓谷も垣間見え、ちょっと乙な感じのする駅舎だ。
そこからまたしばらく走ると、駅舎内に温泉のある「水沼駅」に到着。
さっそく温泉に入ってみる。
温泉自体は普通の大浴場的な感じだが、湯船の中に河童の像が立っているのが特徴的だ。
体を温めた後、再び、国道122号線に戻り、足尾方面に向かう。
途中で、ライダーやサイクリストたちには有名な「丸美屋の自販機コーナー」が道端にある。
プレハブ?の屋内は思ったほどのマニアック度はなく、自販機がずらっと並び、またそこで食べられるよう、テーブルと椅子も設けられてあって、さながらプチドライブインといった感じ。それでも、やはり有名な場所らしく、人が途切れること入ってきて、数ある自販機を見ながどれにしようか悩んで食べていた。
個人的におすすめの自販機は「手作り天ぷらそば/うどん(250円)」。なんと、当たり付きで、大当たりだと(その時は)エビ天が入り、中当たりだと芋天が入るという。
試してみたが、残念ながら、エビ天も芋天も入っていなかったのではずれだったようだ。
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まあ、ドライブならともかく、ツーリングなら話しのネタとして寄られることをお勧めします。インスタ用としてもいいんじゃないでしょうか。映えはしませんが…。
そのまま、わたらせ渓谷鐡道の花輪駅を見つつ、近くの旧花輪小学校記念館に。
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昭和初期の木造校舎で国登録有形文化財にもなっていて、正統ツーリングスポットらしい立ち寄りお勧めの場所です。
そして、また国道122号線に戻りわたらせ渓谷鐡道沿いを走り、神戸駅に。
ここは、構内に「列車レストラン清流」があり、普通の食事から駅弁まで食べることが出来ます。
やはり、わた渓は絵になります。冬場にはイルミネーションが各駅で転倒され、幻想的な風景を醸し出すそうです。
私がいただきましたのは、地物の食材を使った「やまと豚弁当」。1,030円と少々お値段がはりますが、わ渓のてぬぐい付きです。
ここから、国道を少し迂回して、運動公園や童謡ふるさと館経由で草木ダムに。ここはダム上が走れますので、草木ダム展望台経由で再び国道122号線に入ります。
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そして、草木湖沿いに走り、是非立ち寄って頂きたいのが「草木ドライブイン」。ここにはシュールな像がいくつかあり、休憩がてらぷらぷら見て回ることができます。
まず、目を引くのが、ドライブインの裏側に鎮座?されている寝釈迦像。こちらは近くの袈裟丸山にある寝釈迦像のレプリカで、本物を見に行くとなるとプチ登山になりますが、気軽に見れるように、この場所に鎮座?されているよう。
そして、
招福七福神とかかれた像。よく分かりませんが、ご利益ありそうです。
そして、なんと、
貧乏追放神社というのがあります。
叫びながら、ご神木を棒で叩いて蹴っ飛ばして貧乏神を退散させるということらしいですが、ドライブインということで結構人目もあり、恥ずかしいです。
なので、叩いた後はすぐさま、ドライブインから離脱しました。
再び草木ダム沿いを走ると、富弘美術館や草木公園などがありますので、お好みでお立ち寄りを。
やがて、栃木県に入り、周囲を山に囲まれるように走っていくと「足尾」という名前が出始めてきます。足尾銅山で栄えた町です。足尾銅山観光もあります。
さて、足尾駅に立ち寄り、
そのまま、北上し、最終駅の間瀬駅に到着。まさに、わたらせ渓谷鐡道の源は、足尾銅山の銅の搬送だったごとがよく分かります。
わたらせ渓谷鐡道沿いのツーリングは、とりあえずここまで。
足尾銅山、及び足尾散策は、別途、記載させて頂きます[栃木県]
(C)Google
■上毛三山旅行記(ヤマハ TMAX530)
はかない世ならば 浮かれて暮らそう
古来より、湯治は社交娯楽の場として、山は信仰の場として、旅人たちが足を運びました。街道を歩き、道中で美味に舌鼓を打ち、素晴らしい景観を眺めて浮世を楽しむ。そんな浮世とは「はかない世ならば 浮かれて暮らそう」という、好色的な意も含めて江戸時代に流行った享楽的な世間観です。
江戸時代、旅人たちは中山道を歩き参拝して湯に浸かり、うどんを食して浮世を楽しみました。そしt、それは今でも全く変わっていません。享楽や娯楽に時代の壁は無いんですね。
ただ、古の旅人たちが幾日もかけて巡った場所を、バイクでなら僅か一日で回れます。ある意味、バイクjは浮世的な乗り物と言っても過言ではないでしょうから、昔の人の旅とツーリングは、何か通じるものがあるような感じがします。
種子用の小麦作付け面積日本一を誇る上里町の地粉を50%以上使用したラーメン。麺は平打ちのちぢれ麺で、スープはコクのある魚節豚骨。県下の神泉村のヤマキの御用蔵醤油を使用。味噌は皆野町のヤマブの味噌を使用している。醤油ラーメン\590。意外とリーズナブルなのも○。佐野ラーメンにも似た味でもある。上里SA(下り)にて。
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国道120号線は、本場ドイツを模して別名「日本ロマンチック街道」と呼ばれているが、名前ほどには…。
にほんのへそ〜日本のへそ、いわゆる日本の中心というのはその算出方法によっていろいろと変わるようです。緯度・経度だったり、はたまた人口の重心だったり、日本の中心と名乗る場所が各地に存在します。青森から四国まで、たくさんあるもんです。
北海道の宗谷岬と鹿児島県の佐多岬を直径とする円の中心。へそ祭りなるものも開催される。じゃあ、沖縄や礼文島は…というツッコミはなしということで(渋川市渋川2110-21)
【全国各地にある日本の中心】
・青森県東北町〜日本中央の碑 ・栃木県佐野市〜道の駅 どまんなかたぬま ・山梨県韮崎市〜日本列島の中心地 ・長野県辰野市〜日本中央の碑 ・岐阜県美並村〜日本真ん中センター ・石川県珠洲市〜日本列島ここが中心 ・兵庫県西脇市〜日本のへそ(へそ公園あり) ・徳島県東みよし町〜日本列島中心点
◇赤城山
畜産試験場〜プチ北海道的な景色が眺められる赤城山南麓に広がる草原。思わず寝そべりたくなるが、県の試験場なのでほどほどに。ここから県道4号線を南下すると大鳥居があり、国道353号線を西に向かうと、夜景の眺望が素晴らしい立ち寄り湯「見晴らしの湯」がある。毎年秋に、畜産フェスティバルを開催。一直線に並んだ樹々が美しく、個人的にもお気に入りの場所です。
風車が目印の、道の駅「ぐりーんふらわー牧場・大胡」お勧めの休憩立ち寄りスポットだ。
静寂の中、湖面のさざ波と流れ行く雲に心が癒される(赤城山大沼)
赤城神社〜赤城山の大沼湖畔にある建立1200年以上もの歴史を持つ神社。同社の駐車場からはバイクを絡めて赤い欄干の渡橋を背景にした大沼の撮影が可能。湖畔のボート乗り場とともにお勧めの撮影スポットだ。撮影後は、必ず御礼と旅の安全を祈願して参拝しよう。また、赤城神社もボート乗り場も駐車場は未舗装なので注意。神社の駐車場の方が湖畔まで走る距離は少ない。
赤城道路北面は走りやすい爽快なワインディングロード。ただし、かっ飛んで行くバイクも多いので要注意!
望郷の湯〜国道120号線から少し入ったところにある立ち寄り湯(看板があるのですぐにわかる)。露天風呂から赤城山の眺望が良く、休憩室完備で食事処の蕎麦も美味しい。入館料は大人550円(2時間)で、タオルは200円で販売。10:00〜20:00 第2火曜日定休
道の駅 川場田園プラザ〜関東の「好きな道の駅」で5年連続で1位に選ばれ、某新聞の「家族で一日楽しめる道の駅ランキング」でも東日本第1位を獲得した。園内にはビール工房にパン工房、ミルク工房にミート工房、大すべり台や野菜市場もあり、もはやレジャー施設といった感じだ。沼田ICからさほど遠くないので集合場所としてもいいかも。但し、ついつい長居してしまうかもしれないので要注意。
かかあ天下とからっ風
榛名〜妙義を結ぶ県道33号線。地図上では狭くタイトな道に見えますが、実は樹々の中を走る爽快なツーリングルート。飛ばすことは出来ませんが、お勧めの道です。
上州名物と言えば「かかあ天下とからっ風」です。かかあ天下は家庭問題、からっ風は冬場の風物詩なので、実は夏に上州にツーリングする際には、上州の隠れ名物の“雷”に要注意です。
バイクで走っていて雷が鳴ったら、できるだけ早くバイクを降りて、安全な建物の中に避難しましょう。パーキングエリアが無ければ、飲食店やスーパーとかでもいいかもしれません。かかあ天下の雷と同じで、いつ、どこに落ちるか分からないので、家と同じように、雲行きが怪しくなってきたら、すぐに逃げた方が賢明です。
さて、今回乗りましたバイクは海外でも人気を誇るTMAX530。スロットルワークを駆使する赤城道路、ブレーキングと加速が重要な榛名の道、そしてライン取りが重要な妙義道路と、人気漫画でも描かれた三道三様の峠道ながら、驚きました…正直、スクーターだからとコーナーリングに不安を感じていたのですが、まさにスポーツバイク的な足回りとスロットルレスポンスで、撮影メインで来たのに、がっつり走っちゃいました。いやー、楽しい!まさに享楽的世界。否、恐るべしTMAX。
沼田公園〜戦国時代、江戸時代と真田氏が五代に渡り城主を務めた沼田城。その跡地のすぐ横に、整備された沼田公園が広がり、シンボルの鐘楼が建てられている。沼田城といえば、真田幸村の父で、北条軍や徳川軍を策で翻弄した、智将昌幸が活躍した場所。歴史の浪漫を感じられる。真田氏時代には5層の天守や3層の櫓が建てられていたそうだが、今は石垣跡が残るのみだ。
水沢観音〜1300余年の歴史を持つ古社。最盛期には三十余の御堂と、千二百体もの御仏が存在していたらしいが、幾度もの火災で焼失してしまったため、残念ながら国宝や国重文などはない。しかし、押すと回転する六角堂や、迫力ある朱色の仁王門など、見どころは満載だ。無料の大駐車場から本堂が歩いてすぐというのが嬉しい。十分あれば、参拝と拝観が出来る。お勧め。
水沢うどん〜約400年前、水澤観音参拝客向けに出されていたのが始まりとされる水沢うどん。コシと弾力がある麺は歯ごたえが良くて、つるつるとのど越しもいい。週末は観光客も多く、人気店は待つ場合も多い。
街道沿いには13軒もの店が軒を並べている。日本三大うどんの水沢うどん。画像は人気店の「大澤屋」の舞茸天ぷら付きざるうどん\1,260(渋川市伊香保町水沢198)
【日本三大うどん、とは】
・讃岐うどん(香川県) ・稲庭うどん(秋田県) ・水沢うどん(群馬県) ほか、五島、氷見、きしめんが入る場合もある。ちなみに、<日本三大そば>は、・戸隠そば(長野県) ・出雲そば(島根県) ・わんこそば(岩手県)だそう。異論のある方も多いでしょうが…。
◇伊香保温泉
万葉集にその名が登場し、真田昌幸によって石段が作られた。竹下夢二や徳富蘆花など多くの文人たちが訪ねた上州屈指の由緒ある温泉街。
365段もある伊香保温泉街の石段。上った先には伊香保神社がある。
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石段の途中には、映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地にもなった「大弓と射的」や、共同浴場の「石段の湯」などがある。
伊香保温泉の湯治客を対象とした関所跡。気概のある方は、是非顔出し看板で撮影を。
伊香保温泉の奥にある河鹿橋。紅葉スポットでもあるが、新緑映えでも素晴らしいお勧めの立ち寄りスポット。ただし、道中は急坂なので、バイクでの走行要注意で。
◇榛名山
山上湖の榛名湖畔より、榛名富士とも呼ばれる秀麗な榛名富士を望む。
ヘアピンと短い直線が交互に続く伊香保〜榛名の道。湖付近には北海道的な直線路もある。ただし、スピードには注意を。
榛名神社〜1400年以上の歴史を持ち、起源は古墳時代と言われる榛名山中腹にある名社。神社内には国重文が多数点在しているほか、参道には多くのお店が軒を並べていて観光客も多い。歴史民俗資料館やその下に小さな無料駐車場あり。ただし、駐車場から本殿まで坂道を約15分歩くのがちとつらい。
JR横川駅の名物駅弁「峠の釜めし」。味が染み込んだ炊き込みご飯に、栗や杏など厳選された9種の具材の食感が美味。おぎのや本店のほか、上信越道横川SAでも購入することが出来る(要時間注意)。\900
浮世を感じにツーリングへ
1616年、江戸幕府によって「入鉄砲と出女」を厳しく監査するために中山道に作られた碓井関所。現存するのは昭和35年に再築されたもの。文化むら裏の県道92号線沿いにある。
上毛三山は、一度で三様の変化が楽しめる、首都圏から日帰りできるお勧めのツーリングコースです。
さて、TMAXですが、大きな荷物をポンとシート下に入れて、動作はアクセルとブレーキだけ。クラッチワークもシフトチェンジもいりません。今回、550km以上走ったのですが、ここまで疲れなかったバイクは初めてですし、その動力性能にビックリしました。ちなみに燃費は23km/L。
ちょっとだけ、浮世の旅を感じられた…のかな。
県道196号線沿いにある中之岳駐車場からは妙義山の絶景を望める。また、妙義山パノラマパークからの景観もお薦めです。
タイトなコーナーが続きちょっと疲れるが、妙義山の奇観を間近に見ながら走れて楽しい県道196号線。
妙義神社〜創建が537年という、千数百年もの歴史がある神社。本殿、唐門、総門などが国重文。参道のすぐ近くに無料の町営駐車場がある。
中之獄神社〜高さ20mの日本一の大黒様。なぜか木槌ではなくて剣を持っている。中之岳駐車場前。
【その他の日本一の七福神像】
※日本各地にある巨大な七福神像を調べてみました。違っていたら、すみません。
恵比寿〜大前神社(栃木県真岡市):大谷石製13m。宝くじが当たるらしい。
毘沙門天〜一乗院(茨城県那珂市):青銅製13m 徳島県の雲辺寺には10mの像あり。
弁財天〜最福寺(鹿児島県鹿児島市):木彫り18.5m 木造りの像では世界一。
福禄寿〜飛騨開運之森(岐阜県高山市):杉一本彫り6.5m 円内には様々な巨大像。
寿老人〜数河ドライブイン向かいの神社(岐阜県飛騨市):5.5m 上の福禄寿と同作家が作成。
布袋尊〜蓮光寺(埼玉県寄居町):6.5m 並んで巨大福禄寿像もあり。
■ロマンチック街道1(スズキ GSR250)
いきなり、街道一番のロマンチックな場所に
いつも地図を見て気になっていた「日本ロマンチック街道」。本当にロマンチックなのか…と。それじゃあ、ってことで、本来は小諸からですが、今回、軽井沢から日光までロマンチック街道を走ってみました。
軽井沢〜鬼押し出し区間
鬼押しハイウェイから浅間山を望む
結論。
最初に結論から言ってしまいますと、ロマンチック街道で一番ロマンチックな場所は軽井沢で、ロマンチックな道は白糸ハイランドウェイ〜鬼押出し間です。
ロマンチック街道で最もロマンチックな場所は軽井沢でした。って、くじを引いたら最初に当たりを引いてしまったかのように、初っ端にベストエリアに来ちゃいました。雰囲気ある教会、お洒落なカフェ、バイクでついつい行きたくなるような小道がここそこにあり、あまりにGSR250が小回りがきくのでいろんな所に入っちゃいました。あ、ダートも走りましたけど、結構楽しかったですよ。道的には、三笠通りから木漏れ日溢れる白糸ハイランドウェイを抜け、浅間山を眺め走る鬼押出しまでの道がお薦め。個人的には全街道の中でこの道が一番ロマンチックでした。なので、時間の無い方は鬼押出しまで行って戻っても十分ロマンチックを満喫出来ますし、それでは物足りないって方は、日光側から周って最後に当たりを引くことをお薦めします。
聖パウロ教会[ロマンチック度★★]〜もし挙式に巡り合えたら、そりゃもう★三つですよ!
ショー記念礼拝堂[ロマンチック度★★]〜軽井沢最古の教会。木漏れ日あふれる雰囲気のある教会です。
見晴らし台[ロマンチック度★★]〜眼前に広がる景色を見ると、愛を叫びたくなる、かも。無料Pあり。
見晴らし台への気持ちいい木漏れ日あふれる道
軽井沢には、至る所に雰囲気のある道があって、バイクで入りたくなりますが、静かな別荘地につき要お気遣いを。。
三笠ホテル[ロマンチック度★★]〜国重要文化財。1906〜1970年まで営業。西洋家具がロマンチック。
白糸ハイランドウェイ[ロマンチック度★★]〜全長約10kmの美しい森の道。カップルタンデムなら必走の雰囲気のいい道です。210円
白糸の滝[ロマンチック度★★]〜ここに来ると映画「彼女の島 彼のオートバイ」を思い出します。
鬼押しハイウェイ[ロマンチック度★★]〜三笠側から走ると樹々の間を一直線に走り、そして視界が開けると雄大な浅間山が見える、首都圏近郊のお勧めの道路。軽井沢区間150円。鎌原区間250円
鬼押し出し園[ロマンチック度★]〜「僕の心は溶岩のように熱い」と語っても、すでに冷えてますから。残念!入館料400円〜。
とはいえ、その後まだ9割方残っているロマンチック街道も気になるところなので、先に進みます。
嬬恋〜草津〜六合村区間
白樺高原協会[ロマンチック度★★★]〜ホテルグリーンプラザ軽井沢内にあり、165,750円の挙式プランも実施中!
さて、日本ロマンチック街道ですが、ルートがいろいろあるので事前にコースを考える必要があります。今回は県道59号線で草津へとショートカットしました。
嬬恋村のキャベツ畑[ロマンチック度★★]〜キャベツを侮るなかれ。キャベツ人形というのがあったように、キャベツはメルヘン野菜なのです。
快走路の嬬恋パノラマライン。
吾妻橋(旧坂東橋)[ロマンチック度★]〜六合村指定建造物。現存する道路鉄橋としては最古の部類に属するそう。
キャベツ日本一の嬬恋村は、県道59号線からでも一面のキャベツ畑を見ることが出来ますが、もし、景色を楽しみながら走りたいなら、嬬恋パノラマラインを走り菅平高原経由で戻るルートがお薦めです。
その後、程なくして草津温泉に。カップルで宿泊して浴衣で外湯巡りでもすれば盛り上がること間違いないでしょうが、残念ながら今回は僕一人。湯畑だけ見て観光気分に浸りました。ちなみにGSR250は、路面吸収性能の高いサスと幅広一体型で座り易いシートのおかげで、タンデムツーリングのしやすさは折り紙付き。観光地でカップルを見る度に、あぁタンデムで来れば良かったと…。
◇草津温泉[ロマンチック度★★]〜日本三名湯のひとつ。中心部にある湯畑がシンボル。また、十八軒もの共同浴場もあり湯巡りも可。
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そして、楽しみにしていた六合村に。道祖神とえば信州安曇野が有名ですが、ここ六合村にも多くあり、しかも仲睦まじい双体(男女)の道祖神が多いのが特徴的で、同村のHPでチェックできます。そして村内の赤岩集落は、先日、世界遺産にも推薦された場所で、普通の住居地ですが、土蔵や養蚕の主屋が点在するその風情に、住民の方々の普遍的な営みの浪漫を感じることが出来ます。
道祖神[ロマンチック度★★★]〜村内に32体。200年も前から仲睦まじく…。
生須の庚申塚〜江戸時代の方々が見た同じものを、今見れるという感慨深さ。歴史って奥深いです。
赤岩集落〜全国に点在する「重要建築物群保存地区」の一つ。江戸時代に建てられた建物で、今なお営みを続けていらっしゃる山村養蚕集落で、先日、世界文化遺産登録に推薦されることが決まった「富岡製紙工場と絹産業遺産群」としても選定されている場所でもある。
マントとナイアガラ
暮坂峠〜吹割の滝〜丸沼区間
さて、ここから県道55号、国道145を経て日光方面に向かいます。
まず、名所として目に付くのは暮坂峠です。峠の前にある“そば処くれさか”で、「暮坂峠って道沿いですか?」と聞いたところ、「マントを着た人がいるからすぐ分かるよ」とのこと。マント?大道芸人がいるのか?そんな格好をしている人が売店でもやっているのかな?と思って行きましたら、いらっしゃいました。歌人若山牧水氏の銅像でしたね。しかし、氏はこのようなマントを羽織って日本を旅をしていたかと思うと…。
暮坂峠[ロマンチック度★]〜情熱的な恋をした若山牧水氏の歌を知っている、または事前に読んでくれば★★。
くれさか〜暮坂峠から六合村方面に下ったところにある蕎麦屋さん。十割と二八そばと選べる。十割そば\800
その後、まさにロマンチック街道の代名詞とも言えるロックハート城[ロマンチック度★★★]に立ち寄り、沼田市街を抜け国道120号線で吹割の滝に。以前は駐車場への客引きが熾烈な場所でありましたが、無料駐車場が充実してきてバイクは止めやすくなりました。今回、滝に近い農産物直売所情報センター 滝の駅・吹割に駐車。もちろん売店でジュースを買わせて頂きました。“日本のナイアガラ”と称するのはかなりおこがましいですが、それでも滝の近くまで行けて、迫力を味わえるお薦めの立ち寄りスポット。滝への道中に立ち並ぶ風情ある地元売店の品物も興味をそそられます。
吹割の滝[ロマンチック度★★]〜足元が滑りやすいのでカップルで行けば手を繋げること必至です。
沢渡温泉共同浴場[ロマンチック度★★]〜美人の湯、らしいので…。
薬師の湯[ロマンチック度★★]〜足湯は無料。意外な出会いに巡り合える、かも。
その後、丸沼、菅沼と眺めながら金精峠(トンネル)を超えると、もう日光です。
丸沼[ロマンチック度★★]〜湖畔と言うのはどこもロマンチックですよね。たぶん…
ロマンチックは止まらない
日光区間
バイクでのお薦め立ち寄り観光地は、奥日光三滝の華厳の滝、竜頭ノ滝、湯滝です。竜頭ノ滝と湯滝は駐車場から歩いてすぐですが、日本三大名瀑にも数えられる華厳の滝は、有料エレベーターに乗って観瀑台まで行く必要があり時間とお金がかかりますが、余裕があれば是非見に行かれることをお薦めします。その迫力に圧倒されますよ。ちなみに、上の画像の明智平は、下りの第一いろは坂からは行けませんのでご注意を。
金精峠
湯滝[ロマンチック度★★]〜滝の下に絶好の撮影ポイントの観瀑台があるので、カップルで来ればさりげなく肩を抱いて撮影できる、かも。駐車場100円。
戦場ヶ原[ロマンチック度★]〜きれいな高原だけど、言い伝えではここで大ムカデと大蛇が戦ったらしいので…。
竜頭の滝[ロマンチック度★★]〜お勧めは下の茶屋からの景色。無料駐車場あり。
明智平[ロマンチック度★★★]〜絶景!上りの第二いろは坂沿い。下りの第一いろは坂からは行けないので要注意。
いろは坂〜カーブに「いろは」文字の看板がありますが、身ながら走っていると確実にオーバーランしちゃいます。一方通行。
日光東照宮[ロマンチック度★★]〜なんといっても世界遺産。パワースポットを感じながら、悠久の浪漫に浸れまくれます。
さて、長距離にわたり日本ロマンチック街道を走りましたが、やはり本家のロマンチック街道のように歴史的な古城や中世都心が点在しているという訳ではありませんが、日本ならではの社寺や石碑、温泉、自然を見て楽しむ事ができました。日本っぽく“浪漫街道”とか付けてくれたら、らしかったんですけど、ね。
ちなみに、大阪にも豊中ロマンチック街道なるものがあるようです。今度はそちらをツーリングしてみようかなぁ。ただ、かなり限られたエリアではあるようですけどね…。
◇奇岩/岩山
ツーリングやドライブ、列車の車窓から外を眺めていて、突然現れる荒々しい岩肌や岩山、奇岩って、思わず見ほれちゃいますよね…えっ、僕だけ?下記は、今回の日本ロマンチック街道を走って、目を奪われた奇岩/岩山です。行ってみれば感動しますよ…きっと。
高岩山〜標高959m。碓井軽井沢ICを降りてすぐ目に入るし高速からも見える。プロクライマー御用達の山。
有笠山〜標高888m。暮坂峠と沢渡温泉の間にある奇山。梯子や鎖場があり山頂まで登れるらしい。温泉あり。
屏風岩?〜第一いろは坂の最後辺りで見える岩肌。調べたら屏風岩というのがあるらしいので、たぶん…。
■嬬恋パノラマライン(スズキ GSX-S750)
つまごいパノラマラインと愛妻家の聖地
関越道、上信越道と走り横川SA に。8時開店の売店で峠の釜飯を購入。「やっぱりポイントは杏だなぁ」と思いながら味ご飯を頬張ると、さぁと旅感が高まります。
益子焼の土釜の器に入った「峠の釜飯」。 炊き込みご飯と杏が美味。1080円。横川 SA下り店8:00?17:00(土日祝は7:30?)
碓氷軽井沢ICで高速を降りて軽井沢へ。街へと続く県道43号線は快走路なのでつい飛ばしたくなりますが、ここは迫力ある高岩山を望みつつのんびりと走りたい。そして
ゴルフやアウトレットで賑わう南軽井沢を抜けて旧軽井沢に入ります。聖パウロ教会やショー礼拝堂、見晴台など見どころが多いですが、インバウンドの観光客も多いの
で走行に注意を。所々にある未舗装の並木道を走ってみるのも風情があって楽しいです。
碓氷軽井沢ICを下りると眼前に岩峰を望める高岩山(1075m)。ICから軽井沢市内に向かう県道からもその異景を望めます。
旧軽井沢にある聖パウロ教会。中にも入れます。
1906年?1970年に開業していました純西洋式の三笠ホテル。2019年12月末より暫く休館予定。400円。国重要文化財。
そして三笠から唐松林が気持ちいい白糸ハイランドウェイを抜けて浅間牧場に。ここの見晴らし台と鬼押しハイウェイ沿いの六里ヶ原休憩所は浅間山の絶景を望めるので、是非とも立ち寄りたいです。時間があれば溶岩石と浅間山のコラボの景観が素晴らしい鬼押出し園もお勧めです。
白糸ハイランドウェイ?旧軽井沢と北軽井沢を結ぶ唐松林を抜ける閑静な有料道路。バイク片道200円。
白糸の滝?白糸ハイランドウェイ沿いにある高さ約3m、幅約 70mの滝。土産物屋やさんトイレがある無料駐車場からすぐです。
浅間山の絶景が望める鬼押しハイウェイ沿いの浅間六里ヶ腹休憩原はお勧めの立寄り場所です。食事処やトイレあり。9:00?16:00営業
浅間火山レース場跡地?1955年国内 初のクローズドコースのレースが開催されました。碑はローソン北軽井沢店内にあります。
鬼押しハイウェイ?浅間山を眺めながら走る快走路。鬼押出し園を境に2区間制 (150円、250円)。125cc以下通行禁止。
鬼押出し園?天命3年(1783年)に浅間山が噴火した際に流出した溶岩流が固まったもの。なんと、ジョンレノンも家族で訪ねているそうです。650円
◇浅間牧場
入場料・駐車場無料の大牧場。少し上に登った所にある見晴らし台からは、浅間山の絶景が望めます。また、園内入口には小動物との触れ合いコーナーや軽食コーナーあります。特濃ソフト350 円。8:30 ? 17:00
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鬼押出し園を過ぎて、つまごいパノラマラインへと入るも、残念ながら取材時 (5月) にはまだキャベツ畑は土色。これが8?9月になると一面が緑 ( キャベ ツ ) のカーペットに変わるので、パノラマラインを外れて脇道を走ってみて、自分だけの景色を探してみるのも楽しいです。
シーズンには広大なキャベツ畑と浅間山の雄大な景観が望める絶景スポット。グーグルマップで「嬬恋村広大なキャベツ畑」と検索を。
残念ながら取材時(5月)は、まだキャベツも苗状態。8月?9月に最もキャベツ畑が美しくなります。
浅間山の開けた眺望が望める南ルートに対して、パノラマラインの北ルートは四阿山や草津白根山の山容を眺めながら走る爽快な道。つまごいパノラマラインは山岳路ではなく平坦路のため、所々で生活農道と交差していて農業車両も多いので、キャベツに囲まれた景観を満喫しながらのんびりと走りたいです。また、嬬恋村は実は愛妻家の聖地として夫婦向けのイベントやスタンプラリーなどを行なっています。嬬恋→妻恋→愛妻ということなのでしょうか。パノラマライン沿いにある愛妻の丘には定番の愛の鐘はもちろん、「愛してるよー」と叫べる叫び台や二人で抱き合うハグ台なつまごいパノラマラインと愛妻家の聖地などもあり、夫婦で来てその雰囲気を存分に浸っちゃうのが楽しそうです。
嬬恋パノラマライン?全長30km。 道中には愛妻家注意!の看板も。
愛妻の丘?毎年9月に「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ(通称キャベチュー)」を開催!
恋人の?とか、カップルの?とか、いう場所は全国各所にありますが、愛妻の?というのはなかなか無いので、ソロツーリングの際には丘から眺望を眺めつつ、恥を書き捨て日頃の奥様への感謝を込めて「ありがとう!」と叫んでみるのもいい思い出になりそうです。
つまごいパノラマライン北ルート入り口では道祖神が迎えてくれます。
その後、国道292号、146号と走っていくうちに交通量が多くなってきて、やがて八ッ場ダムに到着。昔の川原湯からは全く様相が変わっていて驚き。世界初の工法で作られた不動大橋の大きさも圧巻です。建築物もですが、地域環境も含めて、「ダムってこうやって作られるのかぁ…」と実感出来るので、ダム建築中の今、見に行くのがお勧めです。
バラギ湖?小さな湖で、周辺の高原(バラギ高原)もいい感じです。
圧倒的な迫力でそびえる岩山、岩櫃山を背景にして建つ安産の密山神社。
日本武尊の伝承残る神代杉。
八ッ場ダム〜やんば見放台より
落差90mの不動の滝。
◇蕎麦茶寮nanakusa
石臼挽きの粉でつなぎは加えず水だけで打ち上げた匠の十割蕎麦を味わいながら優雅なひと時を過ごせます。11:00 ? 15:00(木、第 3 水休)920 円? 天ぷら付地粉十割2080円?HPあり 群馬県吾妻郡長野原町大津1061-3
◇立ち寄りスポット
渋峠〜標高2172mの国内国道最高地点からの絶景が望めます。嬬恋パノラ マラインから嬬恋ゴルフ場を周遊し、万座ハイウェイ経由で約30km (約50分)。残念ながら万座?草津 間は、現在二輪通行禁止です。
チャツボゴケ公園〜酸性の泉にのみ成育する国内でも限られた所でしか見られない不思議なコケと渓流が織り成す景観が素晴らしい公園。園内車移動禁止のため、 駐車場から要バス移動。600円。9:00?15:00 嬬恋パノラマライン北入口より17km(約30分)。
■妙義山(ヤマハ WR250X)
圧巻の異景!妙義山と荒船山
都内から関越道、上信越道と走り、約2時間で松井田妙義ICに着。そこからまずは、幹線沿いにある鳥居が目印の妙義山神社に。
バイクで鳥居をくぐり、少し走ると、左側に駐車場があります。そこにバイクを停めて石段を歩きますが、石段はかなり数があり、登るのに結構疲れます。
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妙義山神社〜創建が537年と伝わる由緒ある古社。唐門や本殿は重要文化財に指定されています。
重厚な唐門、総門をくぐり敷地内に入ると、本殿がありますが、意外とポツンと建っていて荘厳さは少々薄く感じます。
実は本殿脇から下る道があり、迂回にはなりますが石段を使うよりはよりは全然楽に下りられました。帰路はこちらを使われることもお薦めします。
そして、そこから少し走り、妙義山パノラマパークに。広い駐車場の一角から、妙義山の景観を望むことが出来ます。
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妙義山パノラマパークを後にして、県道松井田下仁田線経由で国道254号線に。交通量はあるものの、走りやすくてなかなかにいい道です。途中、鏑川を渡る手前で本宿方面の旧道にそれるのがお勧めです。旧道沿いの趣のある町並みを見ながら走れます。
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そのまま進むと(紅葉ライン(姫街道))に入って南軽井沢に抜けられますが、今回はまた国道254号線に入り、西に進みました。このあたりからは荒船山の奇景がちらちらと望めます。
長野県境にあるトンネルの手前で県道に入り北上。
途中、内山峠によりつつも、しばらく走ると内山牧場キャンプ場に到着致します。ここからは、荒船山を含めた素晴らしい景観が望めます。
荒船山〜標高1423mで日本二百名山。岩肌がむき出しとなっている平な山頂部の山容で、見ると圧倒される景観を醸し出している。
再び来た道を戻り、国道254号線に。途中に荒船湖があるので立ち寄ってみました。道平川ダムによって出来た湖で、荒船山等の景観は望めないものの、国道からすぐなので、ぷらっと立ち寄ってみるのもいいと思います。
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再び国道に戻り、下仁田に戻ります。道中には、奇岩が見えたり庚申塚があったりと趣があります。
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また、下仁田こんにゃく観光センターでは、下仁田名産のネギを使ったコロッケや、こんにゃくを使った味噌おでんなどが食べられます。
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中小坂交差点から県道51号線を北上し、分岐を左側に曲がり、今度は県道196号線に入り、妙義公園駐車場へ。ここからの妙義山の景観は素晴らしくて、真正面に妙義山の絶景を望めます。
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そして、その向かいにある中之嶽神社もお薦めです。日本一の大黒様があるほか、頑張って長い石段を登って奥宮まで行けば、間近に妙義山の岩肌を望むことが出来ます。
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そして、再び県道198号線、別名「妙義山道路」を走ります。妙義山の麓を走る同道は、低速のワインディングが続き大型車だと若干ストレスが溜まりがちですが、小中排気量車ですとかなり走りが楽しめる道です。また、晴れていれば、ところどころで妙義山の景観を望めます。
そして、松井田妙義ICより信越道に入り、今回は帰路に着きました。
■佐野・館林(ドゥカティ749R)
ぶんぶく茶釜と佐野ラーメン
都内からぷらっと行けるツーリングエリアとしてお勧めな、館林・佐野。東北自動車道で利根川を渡河した後、館林ICで降りて、茂林寺に。
茂林寺〜茶釜に化けた狸が一芸で財を成し、茶釜は持ち主の茂林寺の宝となった、おとぎ噺「ぶんぶく茶釜」ゆかりのお寺として有名。
館林といえば、やはりツツジと茂林寺。ぶんぶく茶釜で有名な茂林寺境内には、数多くの狸の像が立っていて、趣さえ感じられます。
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ちなみに、茂林寺から徒歩約10分のところに、野鳥の森フラワーガーデンがあり、時期になると芝桜が咲き誇り綺麗だ。
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そして、館林駅に向かい、駅前にある「花やま」でうどんを食す。なかなかうまい。
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花やま〜かき揚げうどん\800
ちなみに、館林は世界一のこいのぼりの里らしく、5,000匹ものこいのぼりが掲揚されるらしい。
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そして、ネーミングが秀逸な「道の駅 どまんなか田沼」に立ち寄った後、唐沢山にある唐沢山神社に。
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唐沢山神社(唐沢城跡)
昔の唐沢城跡に立つ神社で、昔の城跡の名残の高石垣もありぷらぷらしながら風情が楽しめる場所だ。
唐沢山へは、ヘアピンの連続の道を走る。
佐野市街に入り、関東三大師の佐野厄除け大師に寄り、交通安全を祈願した後、郊外の磯山弁財天に。
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惣宗寺〜佐野厄除け大師は通称。関東三大師のひとつで各種厄除けを行ってくれる。
磯山弁財天〜948年に建立されたと伝わる朱塗りの神社。本殿からは佐野市街を一望できる。
出流原弁天池〜磯山弁財天の脇にある池。日本名水百選にも選ばれ、鯉も泳いでいる。
磯山弁財天の石段を登り本堂に着くと、佐野市街の景観を眺められるお勧めの立ち寄り場所だ。
そして、やはり、佐野といえば佐野ラーメン。弁財天の近くにある、人気店のおぐら屋に。同店は、大きな駐車場もあり、混んではいるが店内も広く回転も早いので、こじんまりとした佐野ラーメン店が多い中では、比較的、気軽に立ち寄って佐野ラーメンを食べやすいお店だ。
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そして、再び佐野市街に戻り、佐野藤岡ICより東北道に入り、帰路に着いた。
茂林寺の駐車場にて。
■谷川岳(ドゥカティモンスター696+)
大雪渓と混浴の湯治場
※当取材時は一ノ倉沢付近まで車が入れましたが、現在、谷川岳一ノ倉沢までは通年、車両規制が敷かれていて、手前の谷川岳ロープウェイ土合口駅ロータリー駅からは電気バスの乗車になります。
東北自動車道・佐野藤岡ICからR50に入り、一路赤城道路へ。
途中でこんな名前の交差点がありました。どんな石なのか気になります。また、道の駅大胡は、風車も回っていい感じの休憩場所です。
道の駅大胡〜この辺の景色は雰囲気がいいです。
さて、赤城道路の南面道路を走ります。爽快な道で走っていって気持ちがいいです。やがて山頂部にある大沼に着。
赤城山頂部にある大沼。漕ぎボート有。
大沼の麓には赤城山神社もあります。
さて、ライダーに人気で結構バイクも走っている赤城道路の北面を降りて利根町に。この辺りから昭和町は畑が広がっていて趣があります。
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沼田ICから関越道に入り、そして稲神ICで降ります。
そのまま国道291号線を走り、谷川岳方面に。徐々に谷川岳の雪渓が見えてきます。
そして、突き当りの谷川岳一の倉沢に。1000m近い雪渓の壁が眼前に広がる風景は壮大です。
再び戻る道中からも、ミラーに雪渓がちらちらと見えて、写真を撮りたくなってしまいます。
今度は高速には乗らず、県道270号線経由で赤谷湖、そして法師温泉に。
「彼女の島〜」「フルムーン」で有名な法師温泉・長寿舘。立寄り入浴(\800)は14時まで。混浴です。
今回、赤城山から群馬の奥の方を走ってみましたが、赤城道路、谷川岳一ノ倉沢、そして法師温泉と、各々のジャンルでトップクラスのスポットを訪ねられて、かなり満足度の高いツーリングコースとなりました。