南関東

奥多摩

 

都心から近くて、東京の奥座敷とも言える奥多摩。奥多摩湖の南には奥多摩周遊道路があり、走りのイメージが強いエリアですが、多摩川沿いに連なる渓谷美を楽しめて、少し狭いですがバイクでなら楽しめるむかしの道沿いには、いろいろ風情のある場所が残っています。

 

都心からでしたら、そんなに時間はかからないですし、見どころもそう多いわけではなにので、ゆっくり食事をしたり都内で唯一の秘湯の会会員の湯に浸かったり、のんびりしながら楽しむツーリングがお勧めです。

 

【奥多摩のお勧めツーリングスポット】

 

1.奥多摩湖

 

東京都の西部山奥にあるダムで堰き止められた人造湖で、貯水池でもあります。湖畔沿いに走る道も爽快で、小河内ダムの近くの駐車場の脇に立つ「水と緑のふれあい館」では地元のジビエ(鹿)料理を食べられます。

 

2.鳩ノ巣渓谷

 

多摩川の上流にある渓谷で、約500mに渡り奇岩により渓谷を成しています。JR鳩ノ巣駅からすぐのところにあり、吊橋の鳩ノ巣小橋の上からその渓谷美を眺め見ることが出来ます。

 

3.日原鍾乳洞

 

関東最大級の鍾乳洞で、東京都の天然記念物に指定されています。異世界感あふれる幻想的な風景を楽しめます(800円)。

 

4.払沢の滝

 

落差62mの4段になって落ちる滝で、都内で唯一日本の滝百選に選ばれていて、滝つぼには大蛇が住んでいるという伝説があります。駐車場から徒歩約15分ほどのところにあります。

 

その他

 

氷川渓谷

 

JR奥多摩駅近くにある渓谷で、広い河原があるのが特徴の渓谷です。渓谷にかかる氷川小橋から眺望を望めるほか、少し奥にあります登計橋は風情ある景観を醸し出しています。

 

◎数馬峡谷

 

JR白丸駅近くにある渓谷で、バイクや車で行く際に、国道沿いの無料駐車場からすぐというアクセスが嬉しい渓谷です。多摩川の白丸調整池ダムによって堰き止められた箇所にある渓谷で、数馬渓谷橋上から望むことが出来ます。歩いて10分ほどのところには数馬の切通や数馬隧道があります。

 

留浦浮橋

 

奥多摩湖に架かる浮橋で、駐車場等が完備されていてぷらっと立ち寄りやすいお勧めのスポットです。浮橋を渡るとグラグラと揺れるのが楽しいです。もう一か所の麦山浮橋には駐車場がないため、こちらの浮橋の方が行きやすいです。

 

◎月夜見第一駐車場

 

なかなか景観が開けているところが少ない奥多摩周遊道路において、随一奥多摩湖の景観を眼下に望める広い砂利の駐車場です。遠くには奥多摩や秩父連山も眺められます。

 

秋川渓谷

 

多摩川の支流の秋川に沿いの約20kmおよぶ渓谷で、夏にはキャンプや川遊びで賑わいます。秋川渓谷のシンボルの石舟橋からは、新緑の頃、紅葉の頃と、四季折々の景観を楽しむことが出来ます。、

 

数馬分校記念館

 

1998年に閉校しました、檜原村最後の分校です。校内には当時のままで残されているところもあり、昔の校舎の雰囲気を感じることが出来ます。但し、土日のみの開館になります。

 

九頭竜の滝

 

落差10mほどの滝ながら、車道からすぐのところにあるのが嬉しいです。近くには九頭竜神社があります。

 

◎青梅市街(昭和レトロ商品博物館

 

青梅市の旧青梅街道沿いは昭和のレトロを醸し出す、映画の看板やアートが各所にあり、ぷらぷら街歩きをするだけでも楽しいです。特に中心となっている昭和レトロ商品博物館には昭和の時代のアイテムが多く展示されていて、回顧録に浸ることが出来ます(350円:月曜日休)

 

奥多摩むかし道

 

旧青梅街道と呼ばれていた道で、現在ハイキングコースになっていて未舗装路や山道などがありますが、一部は舗装路になっていて、道沿いに古い民家や史跡などがあり、風情を感じられます。狭路のため大型バイクですと辛いですが、小型バイクなら比較的楽しめます。

 

【The Road】

 

奥多摩周遊道路

 

奥多摩湖周辺の三頭橋から、麓の九頭竜橋までの19.7kmを結ぶ道で、以前は有料道路でしたが、現在は無料化されています。中速コーナーが多く、また路面状況もいいことから爽快に走れる道ですが、眺望は少ないです。夜間早朝通行禁止。

 

【食事処】

 

奥多摩 水と緑のふれあい館

 

奥多摩湖が望める館内のレストランでは、地元特産のジビエ(鹿肉)料理が食べられるほか、小河内ダムカレーが食せます。ほか、お蕎麦や定食類もあります(水休)。

 

【温泉】

 

蛇の湯温泉 たから荘

 

東京都内で唯一の日本秘湯を守る会会員宿です。茅葺きの屋根が特徴的な古民家の温泉で、お風呂はこじんまりとしていますが、いいお湯です。山菜料理を食べることも出来ます(10時〜18時:1,000円)

箱根・東伊豆

 

芦ノ湖を取り囲むように観光地や絶景道がある箱根。都心から近く、風光明媚で温泉もあり、そして、爽快な走りが出来る場所として、ライダーにも人気の高いエリアです。エリア自体は広くはないのですが、見どころが多く、箱根神社や大涌谷など、バイクを降りての散策を楽しむのもお薦めの場所です。

 

また、御殿場(東名高速 御殿場IC)から箱根スカイライン、芦ノ湖スカイラインと通り、伊豆スカイラインへと抜け、伊豆までエリアを広げてのツーリングが楽しめる場所でもあります。

 

【箱根のお勧めツーリングスポット】

 

1.大観山展望台

 

標高1,015mのところにあり、秀麗な富士山をバックに芦ノ湖を眼下に望める好景観ポイントです。道(ターンパイク箱根)を挟んで駐車場を完備したスカイラウンジがあり、軽食を楽しむことが出来ます。週末には多くのライダーが集い賑わうスポットです。

 

2.箱根神社

 

元箱根にある757年創建の古社で、かつては三所権現のひとつに数えられていました。杉並木に囲まれた風情ある道が続き、また、湖のほとりにある鳥居は人気の撮影スポットで多くの人が撮影順番待ちで並んでいます。参拝用の大型舗装駐車場(無料)あり。

 

3.大涌谷

 

約3000年前に箱根の火山の爆発によって出来た爆裂の跡で、今も水蒸気や火山ガスが噴出していて、荒涼とした風景を見ることが出来ます。但し、火山ガスの濃度が上がったり。噴火レベルが高くなると立入禁止になることがあります。黒い温泉たまごが有名です。

 

4.杓子峠

 

芦ノ湖スカイライン沿いにある標高980m(表示は1,030m)の峠で、芦ノ湖スカイラインナンバーワンのビュースポットとも言われています。富士山がとても綺麗に見える場所で、季節によっては雲海を見ることも出来ます。

 

その他

 

三国峠

芦ノ湖スカイライン罪にある好展望ポイントです。眼前に富士山はもとより、晴れていれば遠くに南アルプスを望むことが出来ます。何故か、富士山の模型が飾られているのが特徴です。

 

十国峠

 

箱根峠と伊豆スカイラインを結ぶ道中にある峠で、大型駐車場を完備したレストハウスがあります。伊豆スカイラインに入らないのであれば、ここを目的地として十国峠ケーブルカー(往復730円)に乗って、十国が見えるという好眺望を味わって戻るルートもありです。レストハウスではおそば等が食せます。

 

長尾峠

 

神奈川県の箱根町と、静岡県の御殿場市の間にある峠で、下を長尾トンネルが抜けていて、そのまま箱根スカイラインに入ることが出来ます。遠方に大涌谷に煙が見え、また近くには長尾の露頭という地質が見える崖があります。

 

◎乙女ふじみ茶屋

 

乙女峠(乙女トンネル)の近くにある茶屋で駐車場完備。ここから少し山を登ったところに、富士山の好景観展望台あり、お勧めです。茶屋ではお蕎麦や団子がいただけます。

 

◎箱根旧街道

 

江戸時代に作られた石畳の道が残る、箱根越えの旧街道。箱根八里で知られる難所で、今なお、急坂や山道が残っています。徒歩でのハイキングコースになっていますが、旧東海道(550cc未満のバイクは通行止め)を横断している部分もあり、気軽にその風情を眺め見ることが出来ます。

 

箱根旧街道杉並木

 

芦ノ湖畔の旧東海道に続く、樹齢約350年の杉並木です。湖畔沿いの車道と並行している箇所もあり、その雰囲気を垣間見れます。箱根神社にも続いていて、神社側からもその雰囲気を味わえます。

 

仙石原 ススキ草原

 

芦ノ湖の北東部に広がる草原で、秋にはススキが一面に茂り黄金色に輝きます。但し、付近に駐車場が無く、交通量も多いため停車もしづらく見学し辛いのが難点です。

 

【The Road】

 

芦ノ湖スカイライン

 

ターンパイク箱根、箱根新道、箱根スカイライン、湯河原パークウェイ、椿ラインなど、有数の山岳ワインディングロードが集結している箱根ですが、走りやすさと富士山を望むその景観で群を抜いていますが、芦ノ湖スカイラインです。全長10.7kmの中速ワインディングロードで、特に、三国峠や杓子峠などから見る富士山は秀麗です。急いて走らず、ゆっくりその景観を楽しみながら走りたい道です[一般区間:270円]。

 

【食事処】

レストハウス フジビュー

 

富士山の好景観が望める、芦ノ湖スカイライン沿道にあるレストハウスです。お蕎麦やカレーなどがいただけます。また、富士箱根 芦ノ湖カレー(1,580円)も食べられます。

 

【温泉】

こごめの湯

 

湯河原町の万葉公園にある気軽に入りやすい日帰り温泉施設です。露天風呂や無料休憩所があり、相模湾の眺望がいいです(月休:1,100円)。

 

実走ガイド ■足柄・箱根 峠探訪(トライアンフ ボンネビルT120)

中房総

※小湊鉄道

 

東京湾を横断するアクアライン、そしてそこから直結して房総半島を横断する首都圏中央連絡自動車道のおかげで行きやすくなった、房総半島の内陸部や外房。昨今、濃溝の滝(亀岩の洞窟)や江川海岸などのインスタ映えポイントが人気ですが、実はまだまだいろいろな景観があって奥深い、中房総。また、小湊鉄道やいすみ鉄道など、風情にある単線の鉄道が走っていて、写真愛好家もよく集まっている場所です。

 

房総半島は、最高峰が408mの愛宕山ながら低い山が密集していて平坦地があまり無いため田園も少なく、本州の山岳部のような爽快なワインディングロードや平坦にまっすぐに続く道などは少ないですが、温暖なため冬でも走りやすいですし、何しろアクアラインや京葉道路などを使い都心からアクセスが良くなり、行きやすくなったのが嬉しいツーリングエリアです。

 

【中房総のお勧めツーリングスポット】

 

1.大波月海岸

 

朽ちた海岸名の看板横から、海が見えない草っぱらの中の小道を歩いて行くので不安になりますが、車道からおよそ5分で見れる好景観地です。観光化されておらず訪れる人も少ないですが、防護もされていないので海に落ちないように。小さいですが砂浜も歩けて好景観な写真が撮れます。

 

2.夫婦岩(雀島)

 

外房の幹線の国道128号線を外れて海沿いの道を走ると、突然に目の前に見える二つの大小の岩です。この辺りは津々ヶ浦と言われ未舗装の駐車場があり、引き潮の際には浜に降りることが出来ます。パッと見、ミニ軍艦島のようです。

 

3.亀石の洞窟(濃溝の滝)

 

言わずもがな、CMで一躍有名になった房総内陸部の滝(洞窟です)。濃溝の滝の名で有名になりましたが、同滝の別所にあり正式名は亀石の洞窟だとか。CMのような光景が見れるのは、3月と9月の早朝だけらしく、また、洞窟に光が差すのも早朝らしいので、なかなか日帰りツーリングだと難しいですが、それでも雰囲気があっていい場所です。観光の方々が多いですが無料駐車場完備ですし、駐車場から近くて無料で見られるの立ち寄りお勧めな場所です。同洞窟がある清水渓流広場も紅葉時などは好景観な場所です。

 

4.いすみ鉄道

 

千葉県内陸部を走る単線の鉄道で、そののどかな佇まいと風景とのマッチングから、多くの鉄道写真愛好家の被写体として、同じく単線の小湊鉄道とともに人気の鉄道です。特に、菜の花や桜の時期は風情があり、バイクと絡めて撮れるポイントも各所あります。但し、本数自体が少なく、行き当たりばったりで行くと結構待つこともあるので、事前にwebで撮影地や同所の電車通過時間などを確認してから行った方が良いようです。

 

 

また、各所にある無人駅も風情がありますので、立寄ってバイクと共に写真を撮るのも楽しいです。

 

その他

 

江川海岸

 

アクアラインを渡ってすぐにある木更津金田ICのそばにある木更津市の潮干狩りが出来る海岸で、水面から電信柱が並んで立っていて、時間によってはその反射からまるでウユニ塩湖のようと言われている場所です。晴れた日の日中であれば、対岸の工場地帯とともに雰囲気のある風景が望めます。車両は乗り入れ禁止ですが、駐車場らしき場所から歩いて5分くらいのところにあります。

 

笠森観音

 

日本で唯一の四方懸造りの観音堂ほか、芭蕉の句碑があるなど、無料の駐車場から散策しつつ趣を楽しめる観音様です。靴を脱いで観る観音堂は、拝観に300円かかります。

 

栗又の滝

 

全長100mの千葉県内最大の滝で、岩肌の上を滑り落ちるように流れる滝で、紅葉の名所でもあります。間近で見ることも出来ますが、少し離れた観瀑台からもその全容を眺め見ることが出来ます。

 

◎向山トンネル

 

トンネル内に二つの穴がある不思議な二階建てトンネルです。当初は上の開いた穴がトンネルと使われていたそうですが、利便性のため、下を掘り下げた別の出口が出来たことで2つ穴のトンネルになったそうです。不思議な感じのトンネルですが、トンネル内は駐停車禁止です。清澄養老ラインのすぐそばにありますので、近くに来た際には立ち寄ってみるのも面白いかもしれません。

 

弘文洞跡

 

向山トンネルを抜けると、すぐに遊歩道があり、10分くらい歩くとあります。崩落する以前は景勝地でしたが、今は、反り立った崖のみで川の流れを楽しむのみです。それでも、渡河するときにブロックを渡ったりと面白く、また、川の流れも静かで風情がありますので、向山トンネルとセッとで訪ねてみるのもアリかと思います

 

大多喜城

 

1521年に築城され、安房の戦国武将の里見氏の拠点となったが、徳川家康が入国した際に、その家臣の本田忠勝が城主となりました。現在、建築された天守閣は博物館となっていて、当時の史跡を見ることが出来ます(月休:200円)。

 

◎ママ岬

 

釣り場として人気の高い場所ですが、海岸沿いに続く断崖絶壁を眺められ、さながらミニ屏風ヶ浦のようです。但し、浪の高い時、風の強い時は足を取られやすいのでご注意を。

 

メキシコ記念塔

 

御宿町の高台にある記念塔です。1609年に沖合で座礁したスペイン船を、同地の方々が助けたことにより作られた記念碑です。無料駐車場があり、ここから南房総と外房の好景観を望めます。

 

月の沙漠像

 

同様の「月の沙漠」の舞台のモデルとなった、御宿の海岸に建てられている像です。砂浜の海岸も道からすぐのところにあり、小休止するのにいい場所です。

 

丹ヶ浦

 

いすみ市の漁港近くにある入江で、小さいながら砂浜があります。さながらプライベートビーチのようで、遠方に連なる絶壁も好景観です。

 

◎小浜城跡

 

いすみ市にある城跡で、芝生が広がる中、眼下に丹ヶ浦や外房の絶壁を望むことが出来ます。

 

太東埼

 

九十九里浜の南端に位置し、高台からは外房と太平洋の好景観を望め、また灯台もあります。無料駐車場あり。

 

飯縄寺

 

太東埼のちかくにあるお寺で、ここには波の伊八と言われる彫刻家の最高傑作と言われている「牛若丸と天狗」の欄間彫刻があり、一見の価値ありです(拝観料:300円)。

 

九十九里浜

 

房総半島の北東部、外房に約66kmに渡って続く、国内最大級の砂浜です。多くの海水浴場があって、夏場は多くの海水浴客で賑わいます。中房総から上がって訪ねるなら、太東海水浴場や一宮海水浴場がお勧めです。

 

【The Road】

 

房総スカイライン

 

中房総地域の山岳地帯を横断する追い越し不可の全長約10kmの道路で、以前は有料道路ですが、現在は無料開放されています。交通量も多いため、走りを楽しむことは出来づらいですが、道幅もあり道の状況も良く、房総半島内では数少ないライディングロードのひとつです。

 

【食事処】

船頭の台所

 

いすみ市の港近くにある食事処で、地物の海産物が食べられます。特に名物のタコ飯(汁付き:1050円)は、注文を受けてから炊き込む(席で行われます)ので約25分ほどかかります。

 

実走ガイド ■中房総(スズキSV650 ABS)

 

実走ガイド ■千葉の絶景を巡る旅(スズキGSX250R)

南房総

※房総フラワーライン

 

春は道沿いに菜の花が咲き誇り、夏には海水浴客で賑わう、そんなイメージの南房総ですが、以前は都心から遠く感じたものの、アクアラインと館山自動車道
が開通したおかげで、かなり近く感じられるようになりました。また、三浦半島の久里浜と内房の浜金谷を繋ぐ東京湾フェリー(約40分)も健在で、都心から身近にフェリー旅を楽しむことが出来ます。

 

著名な観光スポットや爽快路が少ないですが、冬でも走りやすく、また、意外な好景観地や隠れグルメがあったりと、B級的な楽しみを味わえる場所です。

 

【南房総のお勧めツーリングスポット】

 

1.鋸山

 

浜金谷のフェリー乗り場の近くにある山で、出っ張った崖から下を覗く地獄のぞきで有名な場所ですが、同山にある日本寺は725年に開山した古刹で、本尊の大きな薬師瑠璃光如来や百尺観音など見どころが多くあります(拝観料:700円)。但し、同寺の無料駐車場に続く鋸山観光自動車道(無料)は、バイクの通行が禁止されていますので、麓から鋸山ロープウェイ(往復500円)に乗る必要があります。また、地獄のぞきから少し先に石切場跡(岩舞台)があったり、また東京湾を望む展望台からは好景観が望めます。

 

2.野島埼灯台

 

野島崎に立つ灯台で、日本で二番目に古い灯台と言われています。日本の灯台50選に選ばれていて、国の有形文化財にも登録されています。岬には遊歩道も整備されていて、海を見ながら岩場をのんびり散策するのもいい感じです。

 

3.原岡桟橋(岡本桟橋)

 

レトロ感あふれる木製の桟橋で、海中電柱が立っていて、夕方になると電柱に灯りが灯り、とても幻想的な風景を醸し出します。また、天気がいいと東京湾越しに富士山も眺められます。但し、人気のフォトジェニックポイントのため、カメラを持った観光客の方がたくさん桟橋に向かって写真を撮っているので、その中で桟橋を渡るのは至難の業です。。

 

4.大山千枚田

 

都心から一番近い棚田と言われていて、大小375枚の田んぼが階段のように連なっている、日本で唯一雨水のみで耕作を行っている天水田です。アクアライン経由の観光コースにもなっていて、多くの観光客が訪れます。壮大な景観、という訳ではないです、ぷらっと立ち寄って風情を感じることの出来る場所です。

 

その他

 

九十九谷展望台

 

高山が無い房総半島ですが、同展望台からは房総丘陵が織り成す山並みを眼下に眺め見ることが出来ます。早朝には雲海が現れ、さながら水墨画のような景観が現れます。

 

燈籠坂大師の切通しトンネル

 

燈籠坂大師堂へと続く参道にもなっている切通しの道で、長さは約100mで高さは約10mです。内房沿いを走ります国道127号線の近くにありますので、ちょっと立ち寄ってみる価値のある場所です。バイクと絡めた撮影も映えます。

 

崖観音(大福寺)

 

船形山の絶壁に立つ観音堂があるパワースポットの寺院で、参拝用の駐車場から思ったほど歩かずに鏡ヶ浦の好眺望を望めます。

 

大房岬

 

岬事態が自然公園になっていて、駐車場から歩いて散策できます。展望台や磯場からは好景観が望めたり、雄大な海蝕景観を眺められたり出来ます。

 

洲崎灯台

 

洲崎に立つ灯台で、国の登録有形文化財です。天気がいいと、眺望台から富士山や大島を望めます。入館は無料ですが、無料駐車所がなく周囲の民間の有料駐車場に停めなければならないのが難点かも。

 

白浜の屏風岩

 

白浜フラワーパークの近く、根本海岸の脇にある、波打ち際の奇岩が望めます。奇岩が作り出す荒涼とした光景の向こうに広がる太平洋。人も少なく静かに浸れる場所です。駐車スペースあり。

 

根本海水浴場

 

南房総随一の海水浴場で、水が綺麗でのんびりできる場所です。沖の方に、御神根島という小島があり風情もあります。人気のキャンプ場も隣接しています。

 

鴨川松島

 

鴨川漁港の横に浮かぶ大小七つの島の総称で、日本三景の松島を思わせる景観からその名が付きました。島内に神社がある一番大きな弁天島には、防波堤から歩いて行くことが出来ます。

 

誕生寺

 

日蓮聖人の弟子の日家上人が、1276年に日蓮聖人の生家跡にお堂を建立したのが始まりとされている日蓮宗の大本山のお寺です。

 

【The Road】
安房グリーンライン

 

南房総にある広域農道で全長は約16km。バイクで走りを楽しめる道が少ない房総半島の中で爽快路ですが、特に周囲に名所も少なくアップダウンもないためほぼ平坦な道を走るだけの道となりますが、それでも冬場でも走りやすいなどのメリットもあります。あまり明確な看板が無く、冨浦側から来ると分かりづらいので(特に内房線の踏切を渡る分岐の所とか)注意を。

 

【食事処】
お食事処 和田浜

 

「道の駅 和田浦WAO」内にあるレストランで、地魚料理や希少なクジラ料理が食べられます。お勧めは、昔懐かしのクジラの肉の料理が入った「クジラ給食(660円)」。遅く行くと売り切れているほどの人気メニューです。

 

ばんや

 

鋸南町の保田港にある漁業直営の食堂で、本館と新館があり地物の海産物を気軽に食せます。コスパが少し高いのと、かなり量があるので、小盛りを頼まれるものありかと思います。

 

竹岡ラーメン

※梅乃屋「ラーメン」700円

 

富津市竹岡発祥のラーメンで「梅乃屋」と「鈴屋」が有名。醤油ダレの真っ黒なスープが特徴で、見た目のわりに味は意外とまろやか。薬味の玉ねぎは追加で沢山入れた方が美味です。但し、平日でも行列必至です(回転は早いです)。

 

実走ガイド ■南房総(スズキSV650 ABS)

三浦半島・湘南

 

横浜横須賀道路の浦賀ICから小田原まで、海沿いに走るルートです。三浦半島も湘南も、交通量が多いので、決して爽快なルートとは言い難いのですが、しかし、それにも増して、日本有数のシーサイドロードなのは間違いなく、名所や奇勝も多いので観光メインで楽しめるエリアです。

 

但し、夏場は、ひどい渋滞が続くので、行くならオフシーズンに…。

 

【三浦半島・湘南のお勧めツーリングスポット】

 

1.荒崎公園

 

美しい岩場が続く海岸で、少し登ると丘があり、そこからは目の前に広がる太平洋の光景を見られるという、一か所で二通りの好景観を眺められる場所です。最寄りの荒崎公園駐車場は土日と夏季は車は1,000円かかりますが、なんとバイクは無料です。夏季以外の平日は車も無料です。

 

2.立石公園

 

海中から突き出た立石越しに松の生えた岩場と、そして好天ならばその向こうに富士山が見れるビュースポットです。特に赤く染まる夕陽時はお勧めです。駐車場無料。

 

3.稲村ケ崎公園

 

湘南と江の島と富士山の景観が望める好景観地ながら訪れる人が意外と少ない穴場な公園です。かながわの景勝50選や、関東の富士見100選にも選ばれていて、夕陽が特に綺麗です。公園内には兄弟の銅像(ボート遭難碑)があり、その所以を知ると切なくなります。道の対面には稲村ケ崎温泉(1,500円)があります。

 

4.江の島

 

湘南から駿河湾に突き出た島で、鎌倉時代や江戸時代など昔からの景勝地です。日本三大弁天の江島神社のほか、江の島展望灯台(江の島シーキャンドル)や江の島大師などがあります。入り口の参道には土産物屋や茶店が軒を並べ海産物を食せます。江の島エスカーという約100mのエスカレーター(有料)に乗っても山頂に行けます。島の最奥部には、稚児ヶ淵(ちごがふち)という景観地や江の島岩屋(えのしまいわや)という名所がありますが、かなり歩きます。

 

【その他】

 

燈明堂海岸

 

1648年に幕府の命によって作られた日本式灯台の燈明堂がある海岸です。人も少なく、とても綺麗な穴場的な海岸ですが、幕末は処刑場という悲しい歴史もあるところです。

 

◎久里浜海岸

 

千葉の浜金谷と東京湾フェリーで行き来が出来る久里浜にある海岸です。海岸自体の長さは300mほどと、大きな浜ではありませんが、ちょっとのんびり小休止するにはいい場所です。特に、道を挟んだ場所にありますペリー記念館(ペリー公園)に佇むと、ここに黒船が来航したんだなぁ…と想像を膨らませられます。

 

長者ケ崎

 

駿河湾に細長く突き出た崖の場所で、湘南や富士山、そして箱根までも見ることが出来る透明度の高い海岸です。かながわの景勝50選にも選ばれていて、夕焼けが綺麗な場所です。平日は駐車場無料です。

 

森戸神社・森戸海岸

 

源頼朝創建の神社で境内には安産の水天宮のほか、咳止めのおせき稲荷社などがあります、駐車場完備で、神社の裏がすぐに海岸(森戸海岸)になっているので、参拝して眺望を楽しむと、一度で二度美味しい場所です。

 

◎由比ガ浜

 

鎌倉の南部にある長い砂浜の海岸で、サーファーや犬の散歩をしている方が多い浜です。湘南の海というと、なかなかバイクを停めづらくて、ついつい通過してしまいがちなのですが、ここは駐車場もあり寄りやすい海岸です。但し、上空からトンビが襲来するので、くれぐれもここで食べ物を食べないようご注意を。

 

◎鎌倉大仏高徳院

 

混雑していますし、なかなかツーリングで立ち寄ることの少ない鎌倉ですが、銭新井弁天や鎌倉時代の切り通しなど、歴史ある街だけあって見どころはたくさんあります。その中でどこか、と言えば、やはり鎌倉の大仏様でしょうか。像高11.31m、なんと国宝です。

 

湘南平(高麗山公園)

 

鎌倉側から来て西湘バイパスに入る前に山側に向かい、高麗山の頂上に向かうと高麗山公園があり、そこの展望台からは湘南に海が一望できます。また富士山や丹沢の山並みなどを360度パノラマで見れる、湘南随一の眺望ポイントです。無料駐車場あり。

 

西湘PA(下り)

 

西湘バイパスを鎌倉側から走って来て、国府津ICを過ぎるとすぐに海沿いにあるパーキングエリアです。眺望がとても良くて、休憩にお勧めのパーキングです。売店があり、テラスで食事することも出来ます。

 

小田原城

 

北条氏の本城として、戦国時代は難攻不落の城と言われました。現在の天守閣は復元されたものですが、歴史見分館(310円)などがあり、当時の隆盛を知ることが出来ます(天守閣:510円)。

 

石垣山一夜城跡

 

豊臣秀吉が北条氏の小田原城を攻めた際に、小田原城から見えないように造り、完成後に一気に周りの樹々を伐採したことにより、一夜で城を作ったように見せかけ、北条軍の戦意を喪失させたと言われるお城。現在は歴史公園として整備されています。

 

【The Road】
西湘バイパス

 

大磯市と小田原市を結ぶ有料の自動車専用道路で、海沿いを走るのでとても景観のいい道です。交通量が多くカーブが少ない道のため走りを楽しむ道ではありませんが、海を眺め見ながら走る爽快な道です。小田原ICを過ぎて、箱根方面と真鶴方面(石橋IC)に分岐します。

 

【食事処】
三崎港

 

三浦半島の城ケ崎に渡る手前にある三崎は、マグロ料理で有名なところで、三崎港の方に行くと、マグロ料理を食べられるお店が数多くあります。人気店は行列が出来てますが、どこで食べても間違いはないです。

 

江の島

 

江の島に入って参道を歩くと、海産物を焼いているいい匂いがします。参道では、さざえのつぼ焼きやアサリが焼かれていますが、食事処も各所あり、サザエと卵の江の島丼などが楽しめます。

 

実走ガイド ■三浦半島お勧めスポットBEST12(BMW G310GS)

 

実走ガイド ■三浦八景と鎌倉(スズキ ジクサー)

 

実走ガイド ■鎌倉・江の島(スズキGSR250)

 

実走ガイド ■大磯〜東海道宿と曽我物語 悲恋の即席を巡る

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