■北浅草〜吉原 二輪旅(ヤマハ WR250X)
■築地〜豊洲 二輪旅(スズキ GSR250)
■東京スカイツリー スポット散策(ヤマハ WR250X)
■青梅(スズキ グラディウス400 ABS)
■奥多摩湖(スズキ KATANA)
■谷中・根津・千駄木(ドゥカティ 749R)
■上野(ヤマハ WR250X)
■日本橋・人形町(ヤマハ SR400)
■神楽坂(ヤマハ シグナスX)
■北浅草〜吉原バイク旅(ヤマハ WR250X)
「粋」と「通」の町
江戸屈指の盛り場の「浅草」。江戸時代、名所番付で別格の横綱だった浅草寺をはじめ、花見の名所の墨田川があり、今なお、年中お祭りや市が楽しめる東京きっての名所だ。今回は、人気の浅草寺や仲見世等の喧騒から外れ、電車が百貨店の中に吸い込まれていく東武浅草駅より北の、静かで風情のある北浅草をぷらっとツーリングしてみた。
吾妻橋〜東京スカイツリー&某ビール会社のオブジェが並んで見れる景観地。
まずは、浅草寺脇にある姥ヶ池跡に。昔、老婆が旅人に石を落として殺していたという石枕伝説のある地だが、今は閑静な公園になっている。
姥ヶ池跡〜現在は花川戸公園になっていて、園内に石碑のみが残っている。
そこから言問通りを挟んであるのが、多くの歌舞伎の芝居小屋が並び、江戸町民が集った猿若町だ。今で言えば、東京ドームと武道館が並んであるような場所だったが、今はオフィスビルに挟まれて石碑があるのみ。当時の面影は全くない。
猿若町跡碑〜道沿いに三座の跡碑がある。
待乳山聖天〜墨田川一望の景勝地。
今戸神社〜新選組の沖田総司、終焉の地。
そして、遊客たちが船に乗って新吉原に通ったという山谷堀に。今は堀も埋め立てられて憩いの場となっている。
山谷堀跡〜現在は埋め立てられて、沿道公園のような憩いの場になっている。
やがて、吉原の遊郭の入口があった、吉原大門交差点に着。
江戸初期に、日本橋にあった幕府公許の遊郭がこの地に移り、吉原と呼ばれた。交差点の角には、吉原を後にした客たちが名残惜しんで振り返ったことから名付けられた見返り柳がある。そして、外から遊郭が見えないように、くの字に曲がった五十間道を抜けると、遊女たちが抜け出せないよう、堀に囲まれた遊郭への唯一の出入り口だった吉原大門跡に。
まっすぐに伸びたこの道沿いに、当時は引手茶屋が並び、その奥には二百数十件もの姑楼があり、二千人以上もの遊女たちが暮らしていた。幅3.6mの堀に囲まれたこの地で、遊女たちは「生まれては苦界 死しては浄閑寺」と一生を終えた。。
□新吉原
1655年に現在の地に移り、江戸の文化やファッションの一端も担ってきた。ただ、過酷な労働と粗食で病死し無縁仏として埋葬された遊女たちは20代が多かったようで、その影も大きい。尚、幾度もの大火により当時を偲ぶ史跡は少ないが、ここに江戸随一の通の花街があったことを想像するだに感慨深くなる。
見返り柳〜枯れるたびに植え替えされて、現在の柳は六代目になる。
五十間道〜遊郭への唯一の道。開門を待って、男たちが列をなしたという。
吉原大門跡〜当時は黒塗りの木造門。男は通行自由だった。
吉原神社〜浅草七福神。遊郭ゆかりの神社でもある。
吉原弁財天〜関東大震災の火災時に、多くの遊女たちがここの池に飛び込み溺死したそう。合掌…。
浄閑寺〜東京メトロ三ノ輪駅近くにあり。吉原の遊女が無縁仏となって埋葬されている。その数は約二万人以上といわれている。
土手の伊勢屋〜有形文化財の行列店。天丼1400円〜。
近くに、「あしたのジョー」が育った所として有名な泪橋があるので寄ってみた。
道沿いに矢吹ジョーの像が立っていて、泪橋という交差点もあり、なんか雰囲気のある場所だ。
いろは会商店街〜あしたのジョーの街。観光客はほぼ皆無。
そして僕は今、このようにバイクに乗ってツーリングを楽しめることを感謝しつつ、吉原界隈を後にした。
言問橋から東京スカイツリーを望む。
■築地〜豊洲 二輪旅(スズキ GSR250)
「賑」と「寂」の狭間で
※まだ、市場が豊洲への移転前の時のツーリングです。
富士見橋よりレインボーブリッジを望む。好眺望だ。
何かと話題の築地と豊洲。話題の両地は、今、どんな感じなのか見に行ってみました。
まずは築地。首都高 銀座ICから降りて程近く。市場横の波除神社の隣りに無料のバイク置き場がありますが、空きが無く詰まって置かれているので、傷つけられるのが心配な方は徒歩10分程の銀座の区営有料駐車場に。
築地場外は、狭いエリアに数百軒の店が軒を連ね、平日の午前中というのに凄い人です。例えるなら混雑時のアメ横のよう。しかも、海外の方率が異常に高い。ゆっくり見て回ることは困難なので、事前に行く店を数店決めてから訪ねるのが懸命です。築地場内は業者向けの場とあって、ほぼ見学するのみ。とにかく走り回っているカート?にぶつからないよう、クラクションを鳴らされて睨まれないよう、要注意です。
築地市場…世界最大の卸売市場。業者向けの場内市場と普通の商店街である場外市場があります。休市日(日曜・祝日)は休みのお土産が多い。有名店は行列必至。尚、食べ歩きは不可です。
「築地さのきや」のマグロ焼き。杏入りの中トロ220円がオススメ。
厚焼き玉子専門店「丸武」の焼き玉100円。
波除神社…1639年創建。境内にはいろんな塚の他、築地で創業した吉野家の石碑もある。
そして、国重文の勝鬨橋を渡り、2020年開催の東京オリンピックに向けて急ピッチで工事が進んでいる晴海埠頭を経て豊洲に。
勝鬨橋…東洋一の稼働橋として1940年に竣工。1970年まで開閉していた。国重文。
今や稼働していない箱物だらけの市場予定地は、道はやたら広くて空いているわ、人はいないわで、バイクで走ってとても気持ちがいい場所。なんか、こうやって見比べてみると、たった3kmの間なのだが、趣きのある築地を無くして無機質な豊洲に移転するのはもったいないな&絶対に大きなお金が動いているでしょ!と思った社会科見学ツーリングでした。
豊海水産埠頭より帆船とベイブリッジを望む。
晴海埠頭…2020年東京オリンピック選手村整備のため怒涛の再開発が稼働中。ポツンと残された晴海客船ターミナル展望台から見るクレーン群の景色は、日本建築業界の勢いを感じさせる。
豊洲市場…築地市場移転予定地。既に10年に以上前に駅まで出来ている(乗降者数が23区内最低の駅)。
春海橋公園…ららぽーと豊洲裏にある。 跳ね橋やクレーンなどの造船系モニュメントや、晴海橋梁という廃鉄橋や廃線跡あり。
■東京スカイツリー スポット散策(ヤマハ WR250X)
世界一の自立式鉄塔
■東京スカイツリー〜高さ634mの電波塔。自立式鉄塔としても電波塔としても世界一を誇る。入場料は天望デッキ(350m)が2500円。天望回廊(450m)は追加プラス1000円。
今や、東京の名所のひとつにもなっている東京スカイツリー。世界一の自立式鉄塔ということで、かなり遠方からもその姿を見ることができますが、東京スカイツリーの地元押上は下町の情緒が残っていて、各所で風情ある写真を撮ることができます。それら撮影スポットをバイクで巡ってみました。
まず、スタートは首都高速の向島ICで、明治通りから曳舟川通りに入り、向島三丁目交差点/押上二丁目交差点を左折して細い道に入ります。すると北側真下の「見学広場」からツリーを望めます。ツリーの真下にある広場で迫力あるスカイツリーを望めますが、撮影的にはどうしても鉄道の電線が映り込んでしまうのが残念。
そのまま線路沿いを走り、やがて踏切に。この踏切向こうに「撮影広場」があります(桜橋通りの踏切脇にあり)。景観はいまいちですが、タイミングが合えば東武鉄道の電車を絡めたカットが撮影出来ます。
ちなみに、この近くからはバイクを絡めてのツリーの撮影も可能です。
そして、八広中央通りを右折して、京成橋に。ここからはツリーと隣接するオフィスビルとの綺麗な写真が撮影出来ます。
京成橋前の道を左に折れて北十間川沿いの道を走ります。ちょうどツリーを背にして走る感じにはなりますが、この辺りでバイクとツリーを絡めた写真が撮れます。
その後、川沿いを走り、十間橋に。ここは北十間川を真ん中においてスカイツリーが撮影できる美景スポット。条件が揃えば、川面に逆さツリーを望むことが出来ます。
ちなみに、近くのオリンピックというスーパーマーケットの屋上駐車場からスカイツリーが見え、駐車場にバイクを置いて、ツリーと絡めての写真撮影が可能です。
さて、十間橋は渡らずそのまま走り、福神橋で北十間川を渡り、そして亀戸天神社に。
■亀戸天神社〜創建1661年で、学問の神様の菅原道真を祀る。3月中旬までは梅まつり。4月25日から5月5日までは藤まつりが行われ、棚が一斉に藤色に染まる。参拝用の駐車場やトイレもあるので、スカイツリー観光の合間の息抜きに立ち寄ってのんびりするのにお勧めの場所です。
亀戸天神社でしばし休息を取り、蔵前橋通りを西に走り、太平一丁目の交差点を右折すると法恩院があります。
この一角は寺院が多く風情ある撮影が可能。同院の三重塔越しにツリーの撮影も可能だ。
その二本先の道がツリーを正面に見れる道なのですが、ツリー側とは逆に向かう一方通行路のため、もう一つ先のの道をツリー側に向かって走ると、その道中に“パンダとツリー”が撮れる業平公園があります。
そのほか園内にはキリンなどの像もあります。お好みで。
また、そのままツリー方面に向かっていくとすぐに押上天神神社があり、“狛犬とツリー”が撮れます。神社自体は小さいので見逃さないよう注意を。
そのまま交通量の多い浅草通りに出ると、人気撮影場所の業平二丁目歩道橋があり、抜けのいい迫力のあるスカイツリーを撮影出来ます。ただし、歩道橋上なので撮影にはくれぐれも注意を。
その少し先にキムラヤというパン屋さんがあります。ここにはスカイツリーを模した“タワーデニッシュ(250円)”というパンが売っています。クッキーの台にデニッシュの生地がコルネのように立っています。クリームとチョコの二種類あり、美味。売り切れやすいのでお早目の時間に。
そのすぐ先の業平一丁目交差点を右折すると東武橋に。ここからは、水族館やショッピングモールがある商業施設のソラマチとスカイツリーのショットが撮影出来ます。
ここで橋を渡らずに、川に沿ってスカイツリー方面に進むと、南側直下の迫力満点の空の中に浮かぶスカイツリーが撮影出来ます。さながらバベルの塔のようです。
再び東武橋に戻り、橋を渡り、言問通りに出て国道6号線を左折すると、ほどなくして源森橋に。停泊中の屋形船や走行中の電車と絡めて川越しのスカイツリーが撮影できる人気撮影スポットです。
ちなみに、源森橋を渡る手前の小梅牛嶋通りなどの住宅地内の狭い路地(一方通行多し)や、隅田川方面に向かって牛嶋神社や墨田公園越しからも風情あるスカイツリーの写真を撮影出来ます。
国道6号線をそのまま走り、東武浅草駅(浅草松屋)の交差点を過ぎて一本先の路を左折すると駒形橋に着きます。ここからは墨田川を下る水上遊覧船を絡めた写真が撮りやすいです。また、このあたりまで来るとスカイツリーも横位置で撮りやすくなります。
そして、墨田川を右に見つつ墨田川沿いの一通の道を浅草方面に戻ると、外国人観光客の方々が多く撮影している東武浅草駅(浅草松屋】前の吾妻橋に到着します。
特徴的なオブジェが立つアサヒビール本社社屋と絡めた人気撮影スポット。人通りが多いので撮影には注意を。
そのまま、浅草観光や、前出の「北浅草〜吉原」をぷらっと走ってみるのもいいかもしれません。
ちなみに、浅草から国道6号線でスカイツリー方面に戻ると、バイクは停めづらいですが言問橋あたりから真正面にそびえるスカイツリーを望めたり、
その先の白髭橋からは墨田川越しのスカイツリーの遠景が撮れたりと、いろいろな場所があるので、お気に入りの場所や自分だけの撮影ポイントを探してみるのも楽しいかもしれませんね。
とはいえ、やはりツリー内の駐車場にバイクを停めて、館内よりスカイツリーを望むのが一番素晴らしいです。特に夜はとても美しいですよ!
■そば処 かみむら〜タワー丼(1,800円)
ツリーに見立てて、えびの天ぷらが三本、どんぶりの蓋で支えられてそびえたつ「タワー丼」。値段は張るが、是非、記念に食して欲しい一品だ。
東京スカイツリー内にある商業施設のソラマチにもツリー土産はたくさん売っているが、ツリー周辺でも各種お土産が販売されている。ここは、あえてツリー絡みの観光地土産的な、ベタなものがお勧めだ。
スカイツリービンズ100円(全5種)、スカイツリーライトマスコット200円(全5種)、スカイツリーストラップ200円(全5種)
※東京スカイツリー近くにあったガチャガチャにて。
■青梅(スズキ グラディウス400 ABS)
梅とレトロと東京炭鉱
春ですねぇ〜。
「梅、桜…春はやっぱり花だよね!」と思いつつも、東京近郊でこの時期(2月)ならということで「吉野梅園」に行ってまいりました。ちなみに、梅まつりの日程は例年、3月いっぱいまでになっています。
都区内からスタートをして、高速で青梅ICへ。青梅街道とか都内で馴染みがあったので近い感覚があったのですが、意外と遠いんですね。先ずは、都内にある温泉郷の岩蔵温泉郷に。なんと、ヤマトタケルノミコトが東方征伐の際に、ここで傷を癒したという伝説がある温泉です。
そして、以前からその名前で気になっていた「東京炭鉱」に着。
バス停にその名が残っています。
今はその面影もなく雑草が茂った空き地になっていますが、昔はこの辺りからカンテラを持った炭鉱夫さん達が地下に入って泥炭を採掘していたそうです。そう思うと、雑草も何か情緒深く感じます。
□東京炭鉱〜今から約50年前の昭和35年(1960年)まで、燃料用として使用されていた泥炭を採掘していた炭鉱。最盛期には40人近い採炭者たちが、毎日約500トンの泥炭を採掘していたが、石油の普及によりその役目を終えた。今では当時を偲ぶ面影はほとんど見当たらず、炭鉱があったであろう近くの公園と、その周辺、および今なお泥炭層を覗かせる黒沢川。そして東京炭鉱というバス停のみが、当時の雰囲気を残しているのみです。
炭鉱跡らしきだった場所も今は雑草が生い茂り、微塵も面影は無し。炭鉱跡地の一角と思われる「小曾木4丁目運動広場」。埋め立てた雰囲気を感じます。
そして一路、青梅の町に入りますと一転して懐かしい映画看板が掲げられたレトロチックな雰囲気に。バイクとの記念撮影には事欠かない場所です。
□昭和レトロの青梅宿〜“昭和レトロのフレーズは青梅が発祥の街”ということで、昭和レトロをメインにしたまちづくりを実施。青梅市駅より旧青梅街道に沿って懐かしい映画の看板(なんと、市内に100枚!)や数々のレトロな建物で、昭和レトロな町並みの雰囲気を町全体で漂わせています。
昭和幻燈館〜昭和の情景のジオラマや、懐かしい映画看板などを展示。入館料¥200
昭和レトロ商品博物館〜昭和時代の懐かしい生活雑貨や各種パッケージなどを販売。入館料¥300
青梅赤塚不二夫会館〜天才バカボンなどでおなじみの赤塚不二夫氏の原画や資料を展示。入館料¥400
ちなみに、青梅市街から少し離れたところには、昔の鉄道車両が展示されている青梅鉄道公園がある。
青梅鉄道公園〜日本で初めて鉄道に使用された機関車や、D51型蒸気機関車、初代0系新幹線などが展示。ジオラマなどもあり。入場料¥100
そして、青梅からはJR青梅線と平行して走るR411(青梅街道)を走り吉野に。吉野梅郷では駐車場や入場料のこともあり、メインの梅の里公園に入園するよりは、観梅通りをぷらぷらと流しながら観梅するのがお薦めです。ここの梅の美しさは、まさに「観梅に、かんば〜い」って感じ…です。
バイクで走るなら、ここ彼処に風情のある吉野街道と平行して走る「観梅通り」がお薦め。ただし、観梅の時期は観光客が多いので要走行注意です。
(左)梅の公園〜山の斜面を利用して約1500本の梅が植えられている、吉野梅郷のシンボル。
(右)中道梅園〜入園無料。WCあり。休憩にぜひ。
ちなみに周囲には、吉川英治記念館や、戦前の道路用鋼アーチ橋として最大の長さで土木学会土木遺産に認定されている奥多摩橋や、旧吉野家住宅などもあるので、ぷらっと立ち寄るのもいいかもしれませんね。
吉川英治記念館
旧吉野家住宅〜江戸時代、代々名主を務めた吉野家の旧宅。都指定有形文化財。入館無料。
□青梅ぐるめ
・へそまんじゅう本舗(9:30〜18:00)無休
ふんわりした外皮をめくると、ほかほかでとろとろの粒あんが入っている。白と茶の二種類があり1個からも購入可。お土産にもいいですが、熱々のうちに食べるのがお薦め。へそまんじゅう¥105
国道411号線沿い、日向和田駅近くの交差点脇にある「へそまんじゅう本舗」。駐車場、トイレ完備なので、ツーリングの立ち寄りにも○。
<ぷらっと(日帰り)TURING 装備一覧>
以前は、ウェストバックやバックポーチなどを使っていたのですが、あるとき加曾利隆さんがショルダーポーチを使っているのを見て、「あの加曾利さんが使っているなら…」と思い、使ってみましたら、出し入れもしやすく利便性が高いため、日帰り位でしたら最近はもっぱらこのバックを使っています。ただし、スピードを出し過ぎるとバックが浮いて不安定になるため、あくまで法定速度内でということで。
・必要なもの
免許書・財布(お金)・ヘルメット・グローブ
・あった方がいいもの
カメラ・地図・雨具
替え用コンタクト…万が一、紛失した場合に。
・あると便利なもの
三脚…自分撮りや夜景撮影用に。
メモ・ペン…記録用に。携帯のメモでも可。
ビニールテープ…何かの際にいろいろと便利。
サイドスタンド置き…土の上に駐車する際に。
■今回のRESULT
走行距離:163.9km
使用金額:3,252円
高速代500円(高井戸〜八王子)
高速代1,050円(八王子〜青梅)
青梅鉄道公園入場料100円
そばまんじゅう 105円×2
釜揚げうどん(丸亀製麺)280円
ガソリン代1,112円
※帰路は一般道
・平均燃費:
22.17km/l
■奥多摩湖(スズキ KATANA)
青梅街道渓谷巡り
関越自動車道の鶴ヶ島JCTで圏央道に入り、青梅ICに。
そして、赤塚不二夫会館などがあるレトロな青梅を通り、国道411号線を走り奥多摩湖へと向かいました。途中、道中に、へそまんじゅう総本舗がありますので、お土産にいいかもしれません。ちなみに9時からの営業です。
しばらく走って行くと、街道左側に趣にある本屋さんが。こういう所を目にして、車と違ってすぐ止まれるのもバイクの利点ですね。
尚、多摩川の北側沿いを走る青梅通りとは別に、南側を走る吉野通りがあります。川の風景はあまり見えないですが、梅のシーズを混みますが、脇道の観梅通りや草思堂通りなどを走ると、狭いですがバイクなら余裕で、裏道的な風情があっていいです。しばらく走ると、やがて御岳渓谷に。
御岳駅駅前とあって賑わいのある渓谷で風情は薄いですが、御岳橋を渡った南側の県道沿いに駐車場があったり、駅前には蕎麦屋(玉川屋)があったりと、ぷらっと立ち寄って休息するのにはいい場所です。
再び、青梅街道を西に向かいます。道中には舞台が開かれる八雲神社や、平将門とゆかりがある将門神社など、風情のある寺院がありますので、時間があれば立ち寄って参拝するもいいかもしれません。しばらく行くと、鳩ノ巣渓谷に到着。
はとのす荘脇から遊歩道があり進むと木の吊り橋があり、綺麗な渓谷を望むことが出来ます。
改めて青梅街道に戻り、西に向かうと、鳩ノ巣渓谷から約4km10分のところに氷川渓谷があります。ここも趣のある橋が架かっていていい感じの場所です。
また、渓谷の入口に奥氷川神社があり、立派な日本杉が生えています。
ちなみにここから県道204号線を北上すると、日原鍾乳洞がありますが、残念ながら台風の影響でか入れないようでしたので、そのまま街道を西上しました。
この辺りは多摩川が蛇行していて、何回か渡る橋の上からも川の渓谷を眺めることが出来ました。
ちなみに、道は極狭ですが、途中でバイクでなら行きやすい旧道(むかしみち)を走ってみるのも、より風情を感じられていいかもしれません。そして、いよいよ奥多摩湖に近づいてきましたが、途中に小河内貯水池があり、道沿いに駐車スペースがあります。
また、しばらく進みますと、旧水根貨物線の跡を過ぎ、左折すると奥多摩湖が見え、大型の駐車場に到着します。
奥多摩 水と緑のふれあい館などがあるこの場所は、小河内ダムや奥多摩湖も望める奥多摩湖の絶景ポイントの一つです。台風の余波で湖面は濁っていましたが、それでも素晴らしい景観を望めました。
今回はここから再び来た道を戻り、青梅経由で戻りましたが、時間があれば景観の素晴らしい奥多摩湖沿いの爽快な道を走り、奥多摩周遊道路から戻るのがお勧めです。その旅はまた次回に。
■谷中・根津・千駄木(ドゥカティ 749R)
谷根千を、“ぷらっと”ツーリング。
寒い冬にバイクに乗るのは、やはり気乗りしないものです。でも、バイクに乗りたい、何か目的地が欲しい、という方にお勧めなのが、このぷらっとツーリングです。
“ぷらっと”ツーリングとは、日ごろわざわざ行かない近場や近所の名所などをバイクで回るもので、目的は、峠道とか景観とかではなく、史跡や食べ物(美味しいラーメン店巡りとか)など、近場で自分が行ってみたいと思うところを自由にアレンジして、ルートまで作成してツーリング調にするものです。
ゆうCafe・ブレンド¥500
“ぷらツー”の良さは、気構えせずに気分で出かけてぷらっと戻ってくるという気軽さに、バイクの機動力を生かしてぷらぷらと各所を見て回れることです。もちろん、事前に各所や美味しい店をチェックしておくという、ツーリングとしての楽しみもあります。
走行距離もさほど走らないので、帰ってから家族サービスが出来ますし、ちょっとお土産を買って帰れば家族に喜ばれること間違いなしです。また、デジカメ片手にぷらぷらとスナップショットを撮るのも楽しいです。
バイクの駐車も、最寄りのコンビニや神社の駐車場の端に置かせてもらったりしています(もちろん、ガムを買ったり拝観したりして)。
根津神社境内
さて、今回ぷらっと出かけてみましたのは、東京の谷中・根津・千駄木という、昨今人気の谷根千エリア。
東京メトロ根津駅近くには、古民家を改装したゆうCafeがあり、また国有形文化財のはん亭があり、バイクを止めての撮影がとても絵になります。
はん亭・串揚げ他、甘味店もあり(国有形文化財)
また、ゆうCafeの近くには「昔せんべい大黒屋」があり、美味しい手焼きせんべいを戴けます。
昔せんべい大黒屋 \50〜
不忍通りに戻り千駄木方面に走ると、有名な根津のたいやき店があります。結構、観光客の方も並んでいて少し待つかもしれません。
根津のたいやき\140
そして、少し進むと、赤い鳥居が並ぶ根津神社があります。趣があっていい感じです。
団子坂を右折すると、こちらもせんべいの名店の「菊見せんべい総本店」があり、こちらでは四角いせんべいを戴けます。
菊見せんべい総本店 \50〜
その先を少し進んで左に曲がると、やがて谷中ぎんざが見えてきます。
多くの商店街が軒を並べていて、ぷらぷらするのが楽しい場所です。
メンチカツ\165(肉のすずき)
途中、「肉のすずき」でメンチカツを買って頬張りながら、谷中ぎんざ散策を楽しみました。
■上野(ヤマハ WR250X)
気軽にプラっと上野を散策
アッツい夏に遠くまで行かなくてもプラっと近場で楽しめるツーリングスポットはたくさんあります。長距離や長時間走らなくても名所や美味しいものは何処にでもあるものです。最近流行りの“お散歩系”の本とオートバイ駐車場MAP(orプリント)、それから財布とカメラ付き携帯電話を持ってバイクのエンジンをかければ“プラっとツーリング”の始まりです。
今回、ツーリング先に選びましたのは“上野”です。
湯島天神の男坂。段が緩やかな女坂もあります。
湯島天神〜学問の神様として知られる菅原道真を祀っている古社。
湯島天神の鳥居をくぐった脇に、参拝用の駐車場がある。
上野は、徳川3代将軍家光が江戸城の丑寅(北東方向)の鬼門を鎮護するために寛永寺を建てたことに始まり、以後、寛永寺の門前町として発展しました。そして明治に上野の山が公園第1号として指定され博覧会が開かれるなど文化の中心地として発展し、明治16年に上野駅開業で北の玄関として賑わっていきました。
不忍池
趣のある台東区立下町風俗資料館(300円)
上野公園の西郷隆盛像
アメヤ横丁、通称アメ横
ですので、動物園や美術館などの文化アミューズメントスポットが豊富で、アメ横や不忍池など見所も満載。上野駅周辺やJRのガードの並びに飲食店も数多くありますし、東照宮や湯島天神、旧岩崎邸庭園など歴史的建造物もたくさんあります。そして、昭和通り沿いには上野バイク街がありマイスターショップが点在しています。
都心の喧騒から逃れてのんびりできる旧岩崎邸庭園(400円)。駐車場なし。
園内には甘味処もあり、夏にはかき氷も食せる。
バイクの駐車に関しては、125台収容可能の「上野駅前オートバイ駐車場」に止めて(出入り口は東京メトロ上野駅構内になります)周辺を散策し、湯島天神、旧岩崎邸庭園と回るといいかもです。
上野駅前駐車場
上野公園通り沿いにある2輪専用駐車場。但し、収容台数が少ない。
まずは、プラっとお試しを。
※SP忠男は浅草に移転しました。
<バイク駐車場について>
日本二輪車普及安全協会のHPにて検索できます。
https://www.jmpsa.or.jp/society/parking/
■日本橋・人形町(ヤマハ SR400)
日本の道の起点。バイクの基点。
ぷらっとバイクの乗って、気軽に出来る気分転換の旅をご提案する「ぷらっとツーリング」。今回は、日本の起点の日本橋と風情ある町・人形町に参りました。
日本橋界隈は三井本館や三越本店、また日本銀行本店など重厚な西洋建築物が数多くある他、千疋屋や榮太樓總本鋪、たいめいけんなど、老舗の味も多く並んでいます。
三井本館
日本橋界隈は、三井本館や三越本店をはじめとする旧三井財閥の建造物が多い三井村でもあります。
まずは、「三越本店の駐輪場」にバイクを駐車して、三越、日本銀行、日本橋、榮太樓と見て回り、「兜町駐車場」経由で“たいめいけん”のオムライス&ボルシチを頂くのがお薦めのコースです。ちなみに、この界隈は日・祝日は休みの所が多いですので、土曜日に行かれることをお薦めします(交通量も少ないですし)。
三越日本橋本店
三越日本橋本店の駐輪場〜三越のバイク置場は、新館横にあるパーキングビルに数台、また、その裏にある屋内駐輪場内にも駐車可能です。
日本銀行本店
日本橋〜日本の道路網の始点。現在の花崗岩製の日本橋は19代目の日本橋で、明治44年(1911年)に架けられたものになります。
二本の道路網の始点でもある日本橋は、慶長8年(1603年)に徳川家康によって作られ、翌慶長9年には五街道の基点とされました。現在でも日本の道路網の始点である道路元標が所在しています。
たいめいけん〜オムライスの名店。映画「たんぽぽ」のロケ地です。オムライス¥1650
さて、東京メトロ・茅場町駅の交差点を左折し少し進むと水天宮の交差点に出ます。水天宮の最寄りの駐車場は箱崎PA下の「東京シティエアターミナル駐車場(1時間100円。16台)です。
水天宮〜安産・子授けの神が祀られています。福岡県久留米水天宮の分社で、安産・子授けの神様として信仰を集めています。境内の「子宝いぬ」は自分の干支を撫でるとご利益があると伝えられています。
「甘酒横丁」には、人形焼や鯛焼きの他、美味しい処が目白押しです。
人形焼きの重盛
柳屋のたい焼き
人形町駄菓子バー
人形町界隈は、ほとんどの道が一方通行ですので(複数車線の人形町通り、清洲橋通りも一方通行です)要注意、要地図です。尚、人形町通りと甘酒横丁を中心に数多くの食べ物屋さんがありますので、バイクを置いてから町内の店舗でMAPをもらい、ゆっくり回れられると、より楽しめられるかと思います。
パーク王アグナス駐車場〜人形町通りから少し中に入った場所にあります。30分100円。9台
人形師辻村寿三郎氏のアトリエ兼ミュージアム。入館料¥1000(10:00〜16:30)。