■河口湖一周(ヤマハ YZF-R25)

富士山を眺めながらぐるっと一周

 

中央自動車道・河口湖ICからすぐのところにある富士五湖最大の湖、河口湖[kawagchi lake]。富士山が見える東側や北湖畔には、旅館や飲食店が立ち並んでいる。山梨とあって、”ほうとう”という文字もよく目にする。

 

河口湖はほぼぐるっと一周湖沿いに走れるのと、富士五湖の中で最大なので走りごたえがあって楽しい。たまに、こんなスワンボートのモニュメントがあったり目も楽しませてくれる。

 

湖畔沿いには、公園や空き地があるのでぷらっと気が向くままに立ち寄ってみるのが楽しい。ただ、北湖畔やバイクで湖畔まで行って湖の景観と一緒に撮れる場所が少ないので、富士山とバイクの絡みは、道沿いに止めて撮った方が楽だと思う。ちなみに数か所トンネルがあるが、湖を逆時計回りに周るのであれば、そのトンネルには入らず、湖側にある一方通行の小路に入ってみた方が風情があって楽しい。

 

さて、個人的なおすすめスポットは、奥河口湖[oku kawaguti lake]湖畔にある駐車場。湖の西側や南側は湖越しに富士山が見えないとあって、比較的閑静だ。この駐車場も、無料ながら、河口湖をバックにバイクが撮影できる。

 

また、その近くには古い郵便局[old post office]などもあって、旅情を高めてくれる。

 

そして、そのままぐるっと南側に。南岸側の道沿いには「道の駅かつやま」があるほか、北側と違って、気軽に湖畔近くまで行ける場所が多くあるので嬉しい。

 

ちなみに、湖の近くにはこんな日帰り浴もできる温泉[yougan spa]もありました。

 

なんか、超熱そうですが、ご興味のあるかたは、是非!

 

(C)Google

■富士山周遊その1(スズキ Vストローム250)

独立峰ゆえ、ぐるっと一周できる

 


山中湖 平野の浜

 

日本一高い山で世界遺産の「富士山」。山脈ではなく独立峰ゆえ、その周りをぐるっと回ることが出来る。今回、富士山の周りを一周し、富士山の絶景が見えるスポットを回ってみた。

 

起点は東名高速道路の大井松田IC。中央自動車道からなら河口湖ICや、山中湖ICなどの東富士五湖道路の各ICを起点に周遊できる。また、甲府南IC、一宮御坂ICを起点に周遊ができるほか、東名高速のご電場ICや富士/新富士ICを起点にしても周遊が可能だ。

 

今回、大井松田ICで降りたのは、御殿場市内の渋滞を避けるためだ。大井松田ICを降りてからは、しばらく国道246号線を走る。道中には日本100名滝の洒水の滝や、金太郎の生家跡に建つ(実は金太郎は実在の人物がモデル)金時神社などがあるので、寄ってみるものいい。

 

(画像左から:金時神社、洒水の滝)

 

さて、小山町で県道147号線に入り、富士スピードウェイの近くを通って三国峠に。ここから少し走るとパノラマ台という富士山の眺望がいい展望台があるが、実はその途中の場所が意外と絶景ポイント。右にカーブする道を入れて撮影出来ることから、よくツーリングの取材撮影で使われている場所だ。ただ、時期によっては風がかなり強いので要注意を。

 


山中湖パノラマ台かr少し三国峠側に走った所にある絶景スポット

 

そして、峠を下った後、平野交差点を左折して山中湖交流プラザきららに。ここは、富士山も綺麗に見えるし、芝生や遊具もあるので家族連れにお勧めのビュースポットだ。

 


山中湖交流プラザきらら〜富士山撮影の穴場的場所ながら、ぷらっと立ち寄るライダーが多い。広い芝生や遊具があり子供も楽しめる。

 


山中湖畔から南に戻るが、須走IC近くにある富士浅間神社。創建802年と言われる古社で、参道は大木に覆われ風情がある。世界遺産。

 

再び、平野交差点から今度は道志に向かう国道413号線とは逆側の住宅街に続く小路に入る。しばらく走ると平野の浜がある。穴場的な絶景ポイントで、人も少なくて湖岸まで歩いて行けて、眼前に雄大な富士山を眺めることが出来る。

 


平野の浜

 

再び山中湖の北岸を回る県道729号線(マリモ通り)に入り、山中湖屈指の絶景スポットの長池親水公園に。時期と時間が合えば、富士山の山頂に太陽が重なって山頂が輝くダイヤモンド富士や、湖の水面に富士山が映る逆さ富士が見れる。

 

長池親水公園

 

山中湖は南側の方がお店が多いが、バイクでなら湖越しに富士山が見れる北側を走る方がいい。

 

次はそのまま花の都公園入口交差点を右折して、忍野八海に。インバウンド効果で、とにかくここは外国人の観光客が多い。富士山の世界遺産の構成25箇所のうち、8つ(8つの池)がここにあるからなのかもしれないが、中心部の中池や湧池では人が多くてなかなかシャッターチャンスが得られない。いっそ、中心部から外れた鏡池あたりで写真を撮るのもあり、かと。見てる人は少ないが、一応、この池も世界遺産なので…。

 

忍野八海(右が鏡池)

 

その後、旧鎌倉往還だった国道138号線に入り、富士山レーダードーム館のある道の駅富士吉田に立ち寄り、金鳥居を見つつ、富士山の絶景ポイントの新倉山浅間神社に到着。

 


道の駅富士吉田

 


金鳥居

 

日本を紹介するプロモーションビデオとかにも使われる、新倉山浅間神社から見える富士山。左右対称の綺麗な富士山と五重塔がマッチングした絶景が望める。桜の時期はより素晴らしい景観が望めるが、人も多い。ただ、無料駐車場完備で、ピーク時でも車と違ってバイクは比較的止めやすい。ちなみに、好景観ポイントの場所まで、まっすぐに参拝用の急な階段が伸びているが、隣接している舗装の車道を歩いたほうが、距離はあるが楽だ。

 


新倉山浅間神社〜桜の時期には周りが桜色に染まり、より絶景を望むことが出来る。拝観無料。

 

再び、国道138号線に戻り、無料の河口湖大橋を渡り、産屋ヶ崎、大石公園と周る。大石公園はシーズンにはラベンダー越しに富士山が見れる絶景ポイント。無料駐車場もトイレも売店もあるので、通常時にも休憩がてら、是非立ち寄りたい場所だ。

 


産屋ヶ崎

 


大石公園(河口湖)〜富士山と河口湖、そしてラベンダーがコラボする絶景スポット。富士五湖の各景勝地には湖名のプレートがあるので、全部探してみてはいかが?

 

なお、少し北に走るが、一宮御坂ICへと抜ける御坂峠の旧道にある天下茶屋は、ほうとう鍋が食べられて、富士山の絶景も望めるポイントだ。その他、その童話で有名なカチカチ山や、母の白滝など周辺には見どころも多い。河口湖北岸側には、有名な氷穴、風穴もある。

 


太宰治も滞在し、富嶽百景を執筆した「天下茶屋」。ほうとう鍋(1,080円)はお勧めだ。

 


御坂峠〜葛飾北斎も描いた絶景の富士山を望める。近くの新御坂トンネル手前にある富士見橋展望台からも、遠景の綺麗な富士山が眺められる。

 


15分ほどで回れる鳴沢氷穴(350円)。氷柱があり、夏の来訪がお勧め。

 


こちらも15分ほどで回れる富岳風穴(350円)。穴内はかなり涼しいので、やはり夏に行くのが〇。

 


富士スバルライン(料金所)〜五合目までバイクで行けるが、近すぎて富士山の眺望は料金ほどにはない(バイク1,640円)。

 

※■富士山周遊その2(スズキ Vストローム250)に続きます。

■富士山周遊その2(スズキ Vストローム250)

※■富士山周遊その1(スズキ Vストローム250)からの続き。

 

いろいろな表情の富士山が見れる湖北ビューライン

 


朝霧高原

 

交通量の多い、各湖の南側を走る国道139号線に対して、湖の北側を湖畔に沿って走る湖北ビューラインは、車も少なくて富士山の景観もいい。そして、そのまま西湖北岸へと向かう。

 

西湖でのお勧めスポットは、湖の西端の魚眼荘前の湖岸。他の湖とは一味違う富士山の景観が望める。

 


西湖の西端の魚眼荘前〜富士山があまり見えない西湖での数少ない眺望ポイント。湖岸近くまでバイクで行けて、抜けのある富士山と西湖絡みの画像が撮れるのがうれしい。

 


西湖野鳥の森公園〜穴場の富士山景観nポイント。冬には樹氷祭りが行われる。

 

また、近くにはいやしの里根場という茅葺き屋根の家屋が20棟もある里があり、ぷらっと立ち寄ってみるのも楽しい。

 


いやしの里根場〜茅葺き屋根の家を再現した里。まだ観光客もそれほど多くなくて、風情を楽しめる場所だ(入場350円)。

 


いやしの里根場から見る富士山。

 

そして、国道139号線にでて精進湖に。周囲5kmと、富士五湖で一番小さい精進湖の絶景スポットは、他手合浜。ボコッとした富士山が眺められる。

 


他手合浜(精進湖)〜東洋のスイスと称された精進湖の絶景ポイント。1時間ほどで行けるパノラマ台からは精進湖を見下ろしつつ富士山の絶景が望める。

 

湖を一周後、隣りの本栖湖に。本栖湖には、千円札の富士山が撮影された場所がある。ちなみに千円札の富士山が撮影された場所は少々山道を登るが、駐車場からはそれに似た富士山を望むことが出来る。

 


道沿いの駐車場から見る富士山も綺麗だが、千円札の富士山を撮影した場所は、駐車場から30分ほど登山した場所にあり、千円札と同じ美麗の富士山が望める。

 

再び国道139号線に。このあたりは芝桜満開時なので要注意を。

 


毎年4〜5月に開催される富士芝桜まつり。未舗装の駐車場から会場まで歩くが素晴らしい景観が望める(まつりの時は入場有料)。

 

そして朝霧高原へ。視界にさえぎるものがない朝霧高原はどこから見ても富士山が綺麗。まかいの牧場の牛絡みの富士山や、農場のサイロと富士山のコラボなど、いろいろ楽しい富士山の写真が撮れる。

 


朝霧高原 ふもとっぱらから見る富士山

 

朝霧高原から、樹林の中をしばらく走ったところにあるのが田貫湖だ。田貫湖は4月20日前後にダイヤモンド富士が見られるらしい。また、田貫湖畔のキャンプ場は、施設も景色も奇麗なのでライダーにもお勧めだ。

 


田貫湖〜富士五湖とはまた違う雰囲気を持った湖。観光化されておらず、何もない感がいい。

 


陣馬の滝〜小さな滝だが田貫湖への道中にあり、駐車場からも近い。

 

その後、名所の白糸の滝(隣にある音止めの滝も迫力がある)に立ち寄り、富士山の南麓の道路沿いにある富士山の景観地の水ヶ塚公園で休息し、東名高速の御殿場ICに。

 

場所によって、いろいろな表情を見せてくれる富士山。是非、自分だけの景観スポットを探しに、ぷらっとツーリングに行ってみてはいかがだろうか。

 


白糸の滝

 


中央道・談合坂SA(上り)にあるレストランゆるり庵の甲斐舞茸天ほうとう(1,380円)。かぼちゃが溶け込んでいて、甘くて美味。

 

(C)Google

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