2018年式 タイガー800 XCAに乗ってみました

オンロード寄りのスタイリッシュなアドベンチャーバイク

 

 

新世代の水冷DOHC並列三気筒12バルブのエンジンは、95馬力ものパワーを発生し、どの回転域からもレスポンス良く綺麗に伸びてくれる。

 

 

オンロード寄りのスタイリングながら、未舗装路走行も楽しめる5種類の走行モード切替のほか、5インチのカラーディスプレイ、グリップヒーター等も装備し、快適な旅の走りをバックアップしてくれる。

 

視認性がよく、イラスト表示のドライブモード切替も楽しい5インチのフルカラー液晶メーターを装備。

 

 

スタイリッシュで、且つ800ccという排気量は、高速移動して下道の国道や県道を使って楽しむツーリングには扱いやすいクラスではあるが、価格が180万円超ということと、やはりこのカテゴリーにはBMWのGSというバイクがあるので、それに対して明確に尖っている(秀でている)部分が分かると、キャラクターが立つのだが…。

 

 

とはいえ、サイズやパワー的にも乗りやすいし、デジタル系最新技術を便利だし、トライアンフの3気筒エンジンもよく回って楽しい。GSの750や850と乗り比べてみると、その味の違いが分かりやすいので、比較試乗してみるのもありだ。

 

タイガー800 XCA諸元

2019年式 ストリートスクランブラーに乗ってみました

ジャストパワーで乗りやすく扱いやすいスクランブラー

 

 

200万円超えの豪華装備のスクランブラー1200と違い、水冷8バルブDOHC並列2気筒900ccのエンジンを積んだ120万円台から買えるスクランブラーモデル。

 

 

出力は55馬力ながら、このエンジンがまたいい。高速走行では900ccとしてはやや非力感を感じるものの、日常域ではニュートラルながら味もありとても綺麗に回るエンジンで、オーバーパワーではなくジャストパワーな分、アクセルを回しても怖いこともなくバイクを安心して楽しく操れるのが嬉しい。

 

 

なので、スクランブラーの骨頂でもある未舗装路走行も楽しい。

 

 

後部座席は小さくて、積載性や乗車性はお世辞にもいいとは言えないが、シート面がフラットなのではシートバッグでも付けやすい。

 

このエンジンを積んだストリートシリーズは、このボンネビルのほか、カフェスタイルのストリートカップ、ベーシックなストリートツインとあるので、あとはスタイルの好みで車種を選ぶ感じ、だろうか。

 

 

2019年式 スピードツインに乗ってみました

ガツンとした加速を楽しめる、シティ派ヘリテイジバイク

 

 

まず、このカラーリング(グラフィック)はイベントのショーで特別にペイントされたもので、市販はされていませんので、ご了承ください。

 

 

並列2気筒1200ccで97馬力を発生する。オーソドックスなスタイルとは裏腹に、ガツンとした加速を味わえます。

 

 

また、一文字に近いハンドルとバーエンドミラーのお洒落なシティスタイルの反面、少々前かがみで手を広げるようなポジションのため、長距離走行にはちとつらいポジションかも。

 

 

タンデムはしやすく、積載性もいいです。

 

トライアンフでのこのスタイルのバイクは、このスピードツイン(97馬力:160万円〜)、ボンネビルT120(80馬力:152万円台〜)、ボンネビルT100(55馬力:123万円台〜)、ストリートツイン(65馬力:105万円台〜)と排気量別等であるので、お好みとご予算で。

 

スピードツイン諸元

2019年式 ボンネビルT120に乗ってみました

美しく、そして力強い英国車

 

 

2気筒1200ccのドッドッドッという大鼓動感を味わいつつも、ハーレーなどに比べると振動がとても少なくて長時間乗っていても、とても楽です。

 

 

100km/hが6速で2,750rpmとパワー&トルクフルなエンジンは高速走行やスポーツ走行がしやすいです。また足付きがとても良くて取り回しがしやすいのも、いろいろな状況下で走るツーリングではとても安心です。

 

コストパフォーマンスでは同ボンネビルのT100に軍配が上がりますが、高速やワインディングなどで少し力不足を感じることもあり、このT120ではそのようなことが皆無です。また、アクセルを開けた時の加速感と鼓動が楽しいです。

 

 

また、グリップヒーターやトラクションコントロール等も標準に付いていて、装備が充実しているのも特長。

 

伝統的なトライアンフの美しさを併せ持ちつつ、とても走りやすく乗りやすい英国車です。

 

ご年配の方に「おっ、トライアンフですね」と、よく声を掛けられたのも特長的でした。

 

 

●全幅:785mm 全高:1,100mm ●シート高:790mm ●装備重量:244kg ●エンジン:水冷SOHC並列2気筒8バル ブ ●排気量1200cc●最高出力:59kW(80PS)/6,550rpm ●最大トルク:105Nm/3,100rpm●燃料タンク容量:14.5L ●メーカー希望小売価格:\1,521,800?(税込)※消費税8%時

2019年式 スクランブラー1200XCに乗ってみました

オフ車のように、体を動かして楽しむビッグオンロードバイク

 

 

排気量1,200ccの並列2気筒のエンジンを搭載。ビッグツインならではの鼓動を味わえつつ、振動自体は少ないので長距離を走っても疲れづらい。全域でトルクフルでどの回転数からでもアクセルを回せばグワっと加速を楽しめます。

 

 

リアサスペンションにオーリンズを装備していて、ライディング的にはロングストロークのサスペンションを使い体を動かして、峠や町中はもちろん、いろいろなところを自由自在に走り回るのが楽しいバイクです。タイヤもブロックパターンなので未舗装路も結構楽しく走れます。ブロックパターンながら、高速走行時では微振動も無くスムーズに走れやすいのが嬉しいです。

 

 

ナックルカバーやショートスクリーンも付いていて、アウトドア感を盛り上げてくれます。ショートスクリーンは思った以上に高速では恩恵がありました。

 

 

そし、なんといってもスクランブラーといえば、このサイドにまっすぐ伸びた2本のマフラーがアイデンティティで、唯一無二ながら、どこに置いても絵になるファッショナブルさを醸し出しています。

 

 

スタイルはトラディッショナルながら、トラコンほか最先端のテクノロジーを装備し、また、多くのアフターパーツで自分仕様にカスタマイズできるのも嬉しいです。

 

 

特に今回装着していたサイドバッグは秀逸で、カンを2つ引っ掛けたり、抜いたりするだけで開閉できる簡単さながら、かなり容量がありながら荷室へのアクセスがよく、かなり使い勝手が良かったです。また、シートバッグなどと違って、乗降時に足を上げる必要が無く、よりスタイリッシュさを醸し出してくれます。

 

 

ただ、未舗装の場所があると、無用につい走りたくなってしまうのが難点かも…。

 

●全長:840mm 全高:1,200m ●シート高:840mm ●装備重量:225kg ●エンジン:水冷SOHC並列2気筒8バルブ ●総排気量:、200cc ●最高出力:90PS/89bhp(66.2kW)@7,400rpm ●燃料タンク容量:16L ●カラー:KHAKI GREEN AND BROOKLANDS GREEN、JET BLACK AND MATT BLACK ●メーカー希望小売価格:1,921,900円(税込)

2020年式 タイガー900 GT PROに乗ってみました

足付きのいい3気筒アドベンチャーバイク

 

 

長距離の高速走行でのポジションの楽さや、走りやすさで群を抜くビッグアドベンチャーバイク。ただ、欧州や北米と違って、下道となると狭路や山道が多い国内を旅する際には、車体の大きさやシート高の高さから取り回しやUターンに難儀することが多いですが、タイガー900GT PROに跨ってまず感じたのは、ビッグアドベンチャーバイクながら足付きがいいこと。

 

特に輸入車は欧州や北米の人向け用にシート高が高いことが多いのですが、このタイガー900GT PROはシート高が810mmと、輸入ビッグアドベンチャーバイクの中では、かなり低いシート高で、ライディングシートの前の方が細く絞り込まれていることもあって、かなり足付きが良く感じました。

 

 

また、車両重量が198kg(乾燥)で、ハンドルを押しても車体が軽く、取り回しもしやすいです。

 

この、足つきがいい。取り回しがしやすい、というのは、国内の、特に酷道になりがちな、三桁国道や県道を走るときは心強いです。

 

それでいて、3気筒のエンジンは、前モデルの800から、特に低回転時のトルクが厚くなっていて、低回転時や発進時の加速などがよくなっていますし、それでいて高回転も伸びる3気筒エンジンらしい旨味がある特性が特徴的です。

 

大型のフロントスクリーンやナックルガードのほか、足の部分もフロント部のエラ?が前からの走行風をうまく流してくれて、防風効果は高いです。

 

 

それから、このGT PROは、トラクションコントロール、シフトアシスト、クルーズコントロール、グリップヒーター、シートヒーター(フロント、リア)、USB電源など、快適な旅をバックアップしてくれる装備も満載。

 

 

特に左ハンドルのスイッチ操作で、トラコンやサスなどのセッティングを自動で行ってくれるのも良くて、視認性の良い液晶パネルでそれらのセッティングが一目で分かるのもいいです。

 

 

また、ブルートゥースで、自身のスマホやMP3プレイヤに入っているミュージックはもちろん、Go PROともリンクし、その操作を出来るのも楽しいです。

 

 

走りはもちろん、遊び心も詰まった、輸入車ながら日本国内のツーリングシーンを存分に楽しめるビッグアドベンチャーバイクです。

 

全長: - mm 全幅:930mm 全高:1,410mm-1,460mm ホイールベース:1,556mm シート高:810mm-830mm 車両重量:198kg(乾燥) 乗車定員:2名 エンジン種類:水冷12バルブDOHC並列3気筒 総排気量888cc 圧縮比:11.27 最高出力(kW[PS]/rpm):70kW(95.2PS)/8,750 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):87Nm( )/7,250 燃料タンク容量:20L 駆動方式:チェーンドライブ 変速機形式:6速 タイヤ(前)100/90-19 タイヤ(後):150/70 R17 ブレーキ(前):320mmダブルディスク ブレーキ(後):255mmシングルディスク \1,820,000

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