東海

東伊豆

※伊豆スカイラインの好景観地の滝知山園地駐車場

 

約40kmの国内有数のワインディングロードの伊豆スカイラインを中心としました東伊豆エリア。御殿場から箱根スカイライン、芦ノ湖スカイライン(または、小田原から箱根新道(箱根ターンパイク)、そして熱海峠から伊豆スカイラインに乗り終点の天城高原まで走り、伊東に降りて海岸線沿いを走って戻るという、首都圏定番の走りのツーリングコースのひとつでもあります。

 

但し、その距離の割にはあまり眺望ポイントの少ない伊豆スカイラインと、伊豆半島の東海岸線沿いを走る国道135号線は市街地を繋いでいるため交通量も多く、沿線に名所が少なく、全体的に好景観ポイントや名所が少ないのが残念ではあります。それでも、都心から日帰り圏内で楽しめ走れる道の伊豆スカイラインはそれを補って余るくらいの、国内有数の爽快路です。しかし、スピードが出やすく事故も多いので走行にはくれぐれも注意を。

 

 

【東伊豆のお勧めツーリングスポット】

 

1.城ケ崎

 

約4000年前に大室山の噴火にによって流れ出た溶岩によって形成された場所で、高さ約23mの海上の上を渡る「門脇つり橋」が有名ですが、その他にも360°の好景観が望める門脇埼灯台や絶壁の先端にある門脇崎など、見どころは多いです。

 

2.大室山

 

伊東市にある標高580mの火山で、御碗を逆さまにしたような丸い特徴的な形をしています。麓からリフトで山頂まで気軽に行けて(往復700円)、遮るものがない好景観を望めます。国の天然記念物に指定されています。

 

3.熱海城

 

バイクを停める場所が無く、また名所も少ないことから、ツーリングでは通過がちの熱海ですが、国道135号線沿いにありアクセス至便なこの城を模した観光施設の熱海城の展望台からは、東洋のモナコとも称される熱海の景観を望めるほか、足湯を楽しみながら間近の断崖絶壁の錦ヶ浦を眼下に眺め見ることが出来ます。(入館料:1,000円 ※HPに割引券あり)。近くに今や希少となった秘宝館がありますので、ご興味のある方は、是非。

 

4.真鶴岬

 

箱根から湯河原パークウェイ(340円)か椿ラインで下山した湯河原町の北東部にある真鶴半島にある岬。岬の先には名所の三ツ石があり、引き潮の際には歩いて渡ることが出来ます。

 

【その他】

 

◎対島の滝

 

城ケ崎から少し南に下った伊豆急行伊豆高原駅の近くの海に滑落する滝で、対馬川の上流の、駅の近くの道路沿いの駐車場から川沿いに約800mほど歩いた場所に展望台があります。但し、この滝を見た2人は結ばれるという伝説があるくらい雨が降らないと見れないという幻の滝です。近くには橋立吊橋のほか、大淀小淀、さいつな・こさいつなという奇勝もあり一帯が秘境感で溢れている場所です。時間があれば散策してみてはいかがでしょうか(1時間〜1時間半)。

 

◎宇根展望台

 

城ケ崎から国道135号線を川奈方面へと向かう途中にある穴場的な展望台です。青い海がとても綺麗です。

 

来宮神社の大楠

 

熱海市にある来宮神社内には、樹齢2000年とも言われる全国で二位の巨木の楠があり、屈指のパワースポットとも言われています。境内にある小路もいい感じです。

 

伊豆山神社

 

鎌倉幕府を開いた源頼朝と北条政子が結ばれた場所ということで縁結びの神社として有名で、江戸時代には、箱根神社、三嶋大社とともに三社詣をする旅人たちが多く訪ねた名刹です。

 

走り湯

 

熱海にあります日本三大古泉のひとつ。トンネルの中に入ると、蒸気がたっていて70度の源泉が噴き出しているなかなか珍しい場所です。駐車場もなく場所も分かりづらいので事前に確認してから行った方がいいようです。

 

万葉公園

 

湯河原温泉街の中心にある公園で、日本の歴史公園100選にも選ばれています。園内を流れる千歳川の渓流美を楽しむことが出来ます。

 

不動滝

 

落差15mの滝ながら、幹線沿いの駐車場から歩いてすぐのところにあり、風情を楽しめます。こじんまりとした茶屋もあります。

 

【The Road】

 

伊豆スカイライン

 

熱海峠と天城高原を結ぶ、約40.6kmの有料道路で、富士山や相模湾の眺望を楽しみつつ走れる爽快路ですが、何といっても、尾根伝いを走ってていることもあり、山岳路としては珍しく、起伏が少ない中高速のワインデイングロードで大型バイクやスポーツバイクでも走りが楽しめる国内有数のツーリングロードです。但し、景観自体は展望地以外はあまり開けていないので、必然的に走りメインで訪ねるライダーも多く、事故も多発しているのでスピードには注意を。玄岳近くにある西丹那駐車場や、滝知山園地駐車場は特に好景観なスポットです。(熱海峠〜天城高原:580円)

 

【温泉】

 

黒根岩風呂

 

伊東市から国道135号線を海沿いに南下した、東伊豆町にある北川温泉内にある波打ち際の野天風呂で、海と同じ目線で入れる源泉かけ流しの温泉です。混浴ですが、女性はバスタオル着用可で、19時〜21時は女性専用になります。簡易脱衣所、駐車場あり。(入浴料:600円。年中無休。6時30分〜9時30分、16時〜23時[金土日祝は13時〜])

 

実走ガイド ■伊豆スカイライン〜黒根岩風呂(ヤマハ WR250X)

中・南伊豆

※石廊崎

 

東名高速道路の沼津ICや新東名高速道路の長泉沼津ICと伊豆縦貫自動車道が直結し、自動車道路が中伊豆の月ケ瀬ICまで延伸したことにより、非常にアクセスがよくなった中伊豆。伊豆スカイランや西伊豆スカイラインのような爽快路は少ないものの、そのまま国道414号線で河津に抜けて、東伊豆経由で戻るか、松崎か県道15号線や県道115線を周遊して戻るか、もしくは南伊豆を楽しんで西伊豆スカイラインで戻るという選択肢も、都心から時間的に日帰りで取れるようになりました。

 

世界ジオパークにも認定された伊豆半島の地質学的な地形を随所で楽しむことが出来る南伊豆は、景勝地の宝庫です。都心から近いにも関わらず、まだまだ手付かずの秘景が残された場所でもあります。

 

【中・南伊豆のお勧めツーリングスポット】

 

1.千貫門

 

岩の真ん中に大きな海蝕穴がある大きな岩。見る価値が千貫文に値するという意味から千貫門と呼ばれるようになった。同所用の駐車場は無いので注意を。国道136号線から遊歩道を歩いて10分くらいの岩の海岸にあります。

 

2.弓ヶ浜

 

伊豆の南端にある浜で、1kmに渡り砂浜が続いています。日本の渚百選に選定されていて、伊豆三大美浜のひとつでもあります。

 

3.あいあい岬

 

奥石廊崎の荒々しい岸壁や岩礁の好景観が望める場所で、駐車場や売店もあります。また、通常、遊覧船でしか見ることの出来ない景勝地のヒリゾ浜を唯一陸側から見れるポイントでもあります。

 

4.龍宮窟

 

天窓が開いた海蝕された洞窟で、上から覗くことも、また、下から眺めることも出来ます。夜など月あかりに照らされた時などは幻想的な風景を醸し出します。隣には田牛のサンドスキー場があります。

 

【その他】

 

浄蓮の滝

 

湯ヶ島にある、落差25m、幅7mの伊豆半島最大級の滝で、日本の滝百選にも選ばれています。滝の近くにはワサビ田やお土産屋さんがあります。

 

旧天城トンネル

 

1905年に完成した445.5mのトンネルで、現存する日本最長の石造りのトンネルです。川端康成の小説「伊豆の踊子」の舞台にもなっていて趣があります。ちなみに国道414号線から同トンネルに続く道は未舗装路になります。

 

河津七滝

※初景滝

 

河津のループ橋を下ったところにある脇道に入るとある、約1.5kmの渓流の間にある7つの滝の総称です。遊歩道があり、伊豆の踊子の像などが立っています。大滝は伊豆最大級の落差30mの滝で、初景滝のには伊豆の踊子と学生の像が立っています。

 

今井浜

 

河津の近くにある白砂青松の浜で、伊豆三大美浜のひとつ。海の間際に、舟戸の番屋(300円)という露天風呂もあります。

 

細野高原

 

国道135号線の伊豆稲取からおよそ10分ほどのところにある高原で、風車が立ち並んでいます。秋のすすきの時期の天気の良い日には、一面が黄金色に輝く幻想的な世界を見ることも出来ます。

 

瓜木崎

 

下田市にある岬で、自然公園となっていて灯台もあります。毎年、12月末〜1月末にかけて水仙まつりが開催されて、約300万本もの水仙が咲き誇ります。また、西側の海岸には俵磯という立派な柱状節理があります。

 

恵比須島

 

須崎の先にある小さな島で、橋で渡ることが出来ます。千畳敷や岩礁があり伊豆ジオパークを感じさてくれる場所です。

 

白浜大浜海水浴場

 

伊豆三大美浜のひとつ。ホテルや旅館が立ち並ぶ観光エリアのため、夏場は混雑するもオフシーズンは意外とのんびりできる場所です。透明度が高く青いグラディエーションの海を見ることが出来ます。

 

逢ヶ浜

 

弓ヶ浜から徒歩5分ほどのところにある岩礁で、弓ヶ浜と砂浜と違った石の海岸で別の雰囲気を楽しめます。海上には穴の開いたエビ穴のほか、各種奇岩が見られます。

 

蓑掛岩(みのかけいわ)

 

岬の先が、波で浸食されて沖に群立したもので、海上に奇岩が並んでいます。天の川の撮影スポットとして有名な場所でもあります。

 

雲見海岸

 

晴れていれば、正面沖合にある大小二つの島の牛着島越しに富士山が見られます。駐車場のあり、浪の音を聞きながらのんびりできます。近くにはくじらの骨格標本が飾られた「雲見くじら館」やぬるいけど楽しい「なぎさの足湯」などがあります。

 

実走ガイド ■南伊豆・西伊豆の絶景を巡る(スズキVストローム250ABS)

西伊豆

※仁科峠より西伊豆スカイラインを望む

 

堂ヶ島をはじめ、伊豆ジオパークを感じられる奇岩奇勝の景観地が数多くあるエリアですが、南伊豆経由ですと一日で回るのは時間的にきついので1泊は必要です。西伊豆のみでしたら、東名高速・新東名高速から伊豆縦貫道に入って、修善寺経由で西伊豆スカイラインを走り、西伊豆町から西伊豆の海岸線沿いを走り、沼津に戻るという経路が定番です。

 

但し、土肥から先の海沿いの道(県道17号線)は、急に道が細くなり、またヘアピンなどが多くなり、海から吹く強い風と相まって走りづらくなるので要注意です。
また、昨今、猿や鹿、イノシシなどが道を横断することが多いようですので、特に夜間の走行は避けた方がよろしいようです。

 

 

ちなみに、清水港と土肥港を約1時間10分で結ぶ駿河湾フェリーを、時短やフェリー遊覧を楽しむ旅用に活用するのもありです(運賃:2,300円〜、二輪車:950円〜)。

 

【西伊豆のお勧めツーリングスポット】

 

1.堂ヶ島 天窓洞

 

西伊豆随一の景勝地で、伊豆の松島とも例えられています。中でも、天井が崩れた洞窟の天窓洞は堂ヶ島を代表する景勝地で、無料で上から覗くことも出来ますが、晴天時は、是非、20分ほどですが遊覧船に乗って、天窓洞の下に行って、その雰囲気を味わってみられることをお勧め致します(1,300円)。

 

2.だるま山高原レストハウス

 

修善寺から西伊豆スカイラインへ行く途中にあるレストハウスで、山登りや多く歩くことなく、駿河湾に浮かぶ富士山の好景観を望める場所です。軽食やソフトクリームなどを窓越しに富士山を眺めながら食せます。地物の鹿肉を使ったジビエ軽食(鹿肉ビビンバ丼、鹿肉ピザ、シカ肉みそ焼きおにぎりなど)もあります。

 

3.仁科峠展望台

 

西伊豆スカイラインの道中にある峠で、富士山の景観がよく、また、眼下には西伊豆の海岸線を望むことが出来る好景観地です。

 

4.黄金崎

 

地熱の変質作用などによって黄金色の岩肌を持つ岬で、岬が馬の形に似ていることから、馬ロックの愛称を持っています。天気の良い日には富士山も眺められ、夕陽を浴び黄金色に輝く岬は、また格別な景色です。

 

その他

 

三四郎島

 

三四郎島とは、沖にある伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島の総称。小豆島に引き潮の際に小島に渡れるエンジェルロードなる道が出来てSNSで人気を博しましたが、こちらも干潮時には一番近い伝兵衛島まで歩いて渡れるトンボロという現象が起こります。トンボロになる時間は同所の潮位表で事前に確認を。

 

浮島海岸

 

穴の開いた岩の三ツ足など、マグマの通った道の岩脈群が隆起して出来た奇岩群があり、伊豆バイオパークの造形を見ることが出来ます。シュノーケリーングの名所でもあります。駐車場は通常は無料ですが、夏季は有料になります。

 

大田子海岸

 

夕陽日本一を宣言した場所で、海を眺める展望台もあります。沖合には、めがねっちょ(イズら)と呼ばれる奇岩もあり、日中に訪ねても雰囲気のある景色を望むことが出来ます。

 

恋人岬

 

国道136号線脇にある駐車場(無料)から、歩いて約10分ほどのところにある岬で、恋人たちの聖地ということで、いろいろなモニュメントや愛の鐘などがあり、一人で訪ねるにはちと寂しい場所です。それでも駿河湾越しに富士山を望める好景観スポットでもありますので、興味のある方は是非。

 

土肥金山

 

明治から昭和にかけて採掘されていた金山で、その量は、佐渡金山に次いで日本で2位の産出量を誇っていましたが、1965年に枯渇したために閉山。その後、テーマパークとして公開されています。リアルな人形たちが当時を再現している坑道跡やギネスに登録された250kgの金塊、砂金採りなども楽しめるので、ソロよりはマスツーリングで行った際に楽しめる場所です。入場料1,000円(HPに割引券あり)。

 

御浜岬

 

戸田港にある土砂がたまって出来た砂嘴(さし)で、岬の先端近くまでバイクで行こことが出来ます。岬には灯台や博物館、また小舟ヶ浜からは諸口神社の赤い鳥居と富士山のコラボ画像を撮ることが出来ます。また、この辺り(戸田)では、沖合の駿河湾が日本一深い湾ということもあり、深海魚料理を楽しむことも出来ます。

 

煌めきの丘

 

県道17号線沿いに駐車場があり、富士山と駿河湾の好景観を望める場所です。菜の花の時期には、花畑に「井田」という同場所の地名が花文字で作られます。同所から徒歩5分くらいのところにある明神池は、海のそばにありながら淡水のきれいな池でのんびりできます。

 

大瀬崎

 

伊豆半島の北西端にある岬で、琵琶島とも呼ばれています。全長数百mの岬ながら一般車両通行禁止のため、駐車場にバイクを置いて歩いて行く必要があります。大瀬海水浴場や大瀬神社、大瀬崎灯台や、淡水で鯉が泳いでいる不思議な神池などがあります。県道17号線沿いに大瀬崎を展望できる駐車場あり。

 

千本松原

 

沼津市から富士市に続く駿河湾の岸に続く松原で、日本百景や白砂青松100選にも選ばれています。富士山の景観も楽しめます。

 

【The Road】

 

西伊豆スカイライン

 

西伊豆の稜線を走る約10.8kmの無料の道。駿河湾と富士山の景観を望みながら、爽快なワインディングロードの走りを楽しめます。車の通りも少ないですが、強い風が吹き抜けることもありますので、オーバースピードと風にあおられないようにご注意を。

 

【食事処】

 

沼津港

 

沼津港の周りには、海産物などの買い物が出来る魚市場食堂のほか、牡蠣やすし、名物の干物を食べられる店が軒を並べていますにで、行ってからその日の気分で食事を取るのもいいかも。但し、昼休みに入るお店もありますので、時間帯には注意を。沼津ICから近いのも嬉しいです。

 

【温泉】

 

沢田公園露天風呂

 

堂ヶ島の近くにある断崖の上にある町営の浴場で、海を目の前にして入浴することが出来ます。(600円)

 

実走ガイド ■南伊豆・西伊豆の絶景を巡る(スズキVストローム250ABS)

日本平

 

日本平は、静岡県の静岡市にある丘陵地で、エリア自体は広くはなく、また交通量もあるので爽快なツーリングを楽しむ、という感じにはなりづらいが、やはり特筆すべきはその景色。1980年に行われた日本観光地百選コンクールで第1位を取ったほどの、富士山の景観は素晴らしいです。特に日本平に夢テラスという展望台が出来たので、立ち寄って気軽にその景観を見られるようになりました。

 

また、近くの三保の松原や、少し離れていますが、人気に撮影スポットの大淵笹場なども巡れば、富士周遊とはまた違った富士山の景観を楽しむツーリングを満喫できるエリアです。

 

【日本平のお勧めツーリングスポット】

 

1.日本平

 

日本観光地百選コンクールで第1位にもなったことのある好景観地。無料駐車場から歩いて5分くらいの高台に、夢テラスという展望台(無料)があり、清水港越しの富士山の景観を望むことが出来ます。

 

2.三保松原

 

日本新三景や日本三大松原にも選ばれている景勝地で、国の名勝にも指定されています。世界遺産にも認定されていて、松原越しに富士山の秀麗を望むことが出来ます。松原内に羽衣の松があります。無料駐車場あり。

 

3.大淵笹場

 

茶畑越しに富士山が望める撮影スポットとして人気の場所です。特に茶摘みの時期には多くのカメラマンが訪ねる場所です。日本平からは約50kmほど離れていますが、新東名の新富士ICから5kmほどのところにあるので、高速経由で立ち寄るのもありな場所です。撮影スポットから5分くらいのところに駐車場がありますので、そこにバイクを置いて歩いて行きます。

 

4.薩た峠

 

静岡市清水区にある峠で、歌川広重の東海道53次浮世絵の由比宿にも描かれている名所です。富士山と海上を走る道路との構図が良く、多くのカメラマンが訪ねる場所です。清水川からは来やすいですが、由比側からだと道が狭いので注意を。小さいですが舗装駐車場と駐車場内にトイレもあります。駐車場から徒歩5分ほどのところに展望デッキがあります。、

 

【その他】

 

駿府城

 

戦国時代には今川義元が、そして後に徳川家康が入城した城で、現在は駿府城公園として本丸や二の丸が復元されています。

 

登呂遺跡

 

1943年に発見された弥生時代の集落の遺跡で、国の特別史跡。当時の集落や住居が復元され、博物館も併設されています(300円)。

 

久能山東照宮

 

日本平の麓にあり、三大東照宮のひとつに数えられています。当初、駿府城で死去した徳川家康が埋葬された場所でもあります。本殿や社殿が国宝に指定されています。同宮から日本平までロープウェイが結ばれています(所要時間:5分、往復:1,100円)。

 

羽衣の松

 

天から降りてきた天女が、身に着けていた衣を掛けたという伝説が残る松です。現在の羽衣の松は3代目になります。

 

◎由比倉沢

 

由比の町から薩?峠へと向かう途中にある古い町並みが残る場所で、ここを昔、旅人たちが往来していたんだな…と想像させてくれます。ここから、薩?峠へ向かうには舗装路ですが急坂を上り狭路を走るので、要ご注意を。

 

由井本陣公園

 

東海道53次で、日本橋から数えて16番目の由比宿。当時の面影残す街道は趣もあり、江戸時代の佇まいを感じられます。由比宿の本陣があった場所に建てられた本陣公園内には歌川広重の東海道広重美術館(520円)もあります。

 

正雪紺屋

 

江戸時代から約400年続いている染物屋さんで、由比正雪の生家とも言われています。屋内には染物の当時の仕事場が残っていて、手拭いなどの染物品も売られています。由井本陣公園前の道を挟んだ向かいにあります。

 

【The Road】
日本平パークウェイ

 

標高216mの久能山の麓から山頂の日本平までを上る追い抜き不可片側一車線の道です。距離が短く路面状況がいまいちで、また細かいカーブが多いことから爽快には走りづらく景観はありません。登る途中の富嶽台というところで一瞬開けて富士山の好景観が望めますが駐停車はできません。ただ、この辺りでは稀有な山岳ロードにはなります。

 

【食事処】
清水港海鮮市場

 

食事を取るなら日本三大美港とも言われる清水港で食べるのがお勧め。市場や食堂が各所あるので待たずに入りやすいですし、お値段も手ごろな海産物が多いです。特に隣りの由比で有名な桜エビや水揚げ日本一を誇るマグロの料理が楽しめます。

 

実走ガイド ■日本平・由比(トライアンフ スクランブラー1200XC)

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