奥多摩
都心から近くて、東京の奥座敷とも言える奥多摩。奥多摩湖の南には奥多摩周遊道路があり、走りのイメージが強いエリアですが、多摩川沿いに連なる渓谷美を楽しめて、少し狭いですがバイクでなら楽しめるむかしの道沿いには、いろいろ風情のある場所が残っています。
都心からでしたら、そんなに時間はかからないですし、見どころもそう多いわけではなにので、ゆっくり食事をしたり都内で唯一の秘湯の会会員の湯に浸かったり、のんびりしながら楽しむツーリングがお勧めです。
【奥多摩のお勧めツーリングスポット】
1.奥多摩湖
東京都の西部山奥にあるダムで堰き止められた人造湖で、貯水池でもあります。湖畔沿いに走る道も爽快で、小河内ダムの近くの駐車場の脇に立つ「水と緑のふれあい館」では地元のジビエ(鹿)料理を食べられます。
2.鳩ノ巣渓谷
多摩川の上流にある渓谷で、約500mに渡り奇岩により渓谷を成しています。JR鳩ノ巣駅からすぐのところにあり、吊橋の鳩ノ巣小橋の上からその渓谷美を眺め見ることが出来ます。
3.日原鍾乳洞
関東最大級の鍾乳洞で、東京都の天然記念物に指定されています。異世界感あふれる幻想的な風景を楽しめます(800円)。
4.払沢の滝
落差62mの4段になって落ちる滝で、都内で唯一日本の滝百選に選ばれていて、滝つぼには大蛇が住んでいるという伝説があります。駐車場から徒歩約15分ほどのところにあります。
その他
◎氷川渓谷
JR奥多摩駅近くにある渓谷で、広い河原があるのが特徴の渓谷です。渓谷にかかる氷川小橋から眺望を望めるほか、少し奥にあります登計橋は風情ある景観を醸し出しています。
◎数馬峡谷
JR白丸駅近くにある渓谷で、バイクや車で行く際に、国道沿いの無料駐車場からすぐというアクセスが嬉しい渓谷です。多摩川の白丸調整池ダムによって堰き止められた箇所にある渓谷で、数馬渓谷橋上から望むことが出来ます。歩いて10分ほどのところには数馬の切通や数馬隧道があります。
◎留浦浮橋
奥多摩湖に架かる浮橋で、駐車場等が完備されていてぷらっと立ち寄りやすいお勧めのスポットです。浮橋を渡るとグラグラと揺れるのが楽しいです。もう一か所の麦山浮橋には駐車場がないため、こちらの浮橋の方が行きやすいです。
◎月夜見第一駐車場
なかなか景観が開けているところが少ない奥多摩周遊道路において、随一奥多摩湖の景観を眼下に望める広い砂利の駐車場です。遠くには奥多摩や秩父連山も眺められます。
◎秋川渓谷
多摩川の支流の秋川に沿いの約20kmおよぶ渓谷で、夏にはキャンプや川遊びで賑わいます。秋川渓谷のシンボルの石舟橋からは、新緑の頃、紅葉の頃と、四季折々の景観を楽しむことが出来ます。、
1998年に閉校しました、檜原村最後の分校です。校内には当時のままで残されているところもあり、昔の校舎の雰囲気を感じることが出来ます。但し、土日のみの開館になります。
落差10mほどの滝ながら、車道からすぐのところにあるのが嬉しいです。近くには九頭竜神社があります。
◎青梅市街(昭和レトロ商品博物館)
青梅市の旧青梅街道沿いは昭和のレトロを醸し出す、映画の看板やアートが各所にあり、ぷらぷら街歩きをするだけでも楽しいです。特に中心となっている昭和レトロ商品博物館には昭和の時代のアイテムが多く展示されていて、回顧録に浸ることが出来ます(350円:月曜日休)
旧青梅街道と呼ばれていた道で、現在ハイキングコースになっていて未舗装路や山道などがありますが、一部は舗装路になっていて、道沿いに古い民家や史跡などがあり、風情を感じられます。狭路のため大型バイクですと辛いですが、小型バイクなら比較的楽しめます。
【The Road】
奥多摩湖周辺の三頭橋から、麓の九頭竜橋までの19.7kmを結ぶ道で、以前は有料道路でしたが、現在は無料化されています。中速コーナーが多く、また路面状況もいいことから爽快に走れる道ですが、眺望は少ないです。夜間早朝通行禁止。
【食事処】
奥多摩湖が望める館内のレストランでは、地元特産のジビエ(鹿肉)料理が食べられるほか、小河内ダムカレーが食せます。ほか、お蕎麦や定食類もあります(水休)。
【温泉】
蛇の湯温泉 たから荘
東京都内で唯一の日本秘湯を守る会会員宿です。茅葺きの屋根が特徴的な古民家の温泉で、お風呂はこじんまりとしていますが、いいお湯です。山菜料理を食べることも出来ます(10時〜18時:1,000円)