榛名・妙義

 

上毛三山の赤城山、榛名山、妙義山。このうち、関越自動車道から西側にある榛名山と妙義山を巡るルートです。

 

関越自動車道の渋川伊香保IC(駒寄スマートIC)を降りて県道15号線、33号線で一路、榛名湖に向かって走って行くと、途中にまず水沢観音があり、その近くには、日本三大うどんにも数えられる水沢うどんのお店が軒を並べています。

 

そしてそのまま道を上っていくと、石段で有名な伊香保温泉があり、そして、山岳のヘアピンワインディング、やがて一直線路を走ると、榛名湖畔に出て、榛名富士が望めます。

 

湖を抜け、県道33号線を下っていく途中に榛名神社があり、やがて信越本線を渡ると妙義山サイドに入り、奇勝といわれる妙義山の奇観を望み見ながら、細かいカーブが続く妙義紅葉ラインを走ります。

 

道中には、妙義神社や中之嶽神社などがあり、やがて国道254号線にぶつかります。

 

ここから東に下仁田市街に行くのもよし、西に荒船山方面に行くのもよし、全般的に爽快感には欠けますが、多くのコンテンツがぎっしり詰まった群馬県有数のツーリングエリアです。

 

【榛名・妙義のお勧めツーリングスポット】

 

1.榛名湖/榛名山

 

標高1,449mで麓に広がる榛名湖は、実は同山の山頂付近にあるカルデラ湖になります。湖畔からはロープウェイ(往復850円)が出ていて山頂駅まで行くことが出来、関東平野を一望することが出来ます。

 

2.伊香保温泉

 

伊香保神社に向かってずっと続く石段の両側に、お土産屋や温泉旅館が軒を連ねる温泉街。伊香保露天風呂や石段の湯など、日帰りの入浴施設もあります。某温泉映画のロケ地にもなったように、射的屋などの遊技場があるのも特長です。

 

3.榛名神社

 

群馬県内屈指のパワースポットで、国重文にも指定されています。推定樹齢600年、高さ55mの矢立杉や、本殿の裏にそびえる御姿岩、左右対に龍の彫刻がされている双龍門など、奇観的な見どころの多い神社です。

 

4.妙義山

 

日本三大奇景、そして日本百景にも数えられる山で、最高峰は1,162m。周囲からの見どころは各所ありますが、特に妙義山パノラマパークと、妙義さくらの里内にある中之嶽神社前の駐車場がお勧め。妙義山麓沿いに沿って走る妙義紅葉ライン(妙義山道路)は狭くてタイトなコーナーが続きますが、随所で妙義山の奇観を望むことが出来ます。

 

その他

 

水沢観音

 

画像の六角二重塔が有名な古刹で、多くの文化財があるほか、樹齢約700年の観音杉など、境内自体は決して広くは無いものの、随所に見どころがあります。駐車場あり。

 

中之嶽神社

 

境内に、高さ20mの日本一大きい大黒様の像があります。ご神体としている妙義山の轟岩を背景にした社殿の景観は迫力があるとともに、赤い鳥居からは寄峰の妙義山と金色の大黒像が覗き、不思議な景観を見ることが出来ます。

 

荒船山

 

標高1,423mの山で日本に百名山の一つ。南北約2kmの岩でできていて、山の上部が平坦で、且つ切り立った断崖のある山容は、さながらミニギアナ高原のようです。麓を走る国道254号線からはその姿が見え隠れしますが、内山牧場キャンプ場からはその雄大な山の全容を見ることが出来ます(上画像場所)。

 

【The Road】

 

榛名山道路

 

タイトなワインディングが続く妙義山道路(妙義紅葉ライン)と違って、ヘアピンが多いながら中速コーナーが多い榛名山道路は、大型バイクでも爽快に走れる道です。ワィンディングロードを抜けた後の、榛名山頂麓の直線道路は壮観です。

 

【食事処】

水沢うどん

 

日本三大うどんの一つに数えられるうどんで、もともとは、水澤観音の参拝客向けに提供されていたもので、現在は幹線沿いに十数軒のうどん店があります。水曜日と木曜日休みのお店が多いのでご注意を。

 

【温泉】

伊香保露天風呂

※画像は石段の湯

 

伊香保温泉街の石段を上った伊香保神社の奥にある露天風呂です。湯舟は小さめですが、静かな所でのんびりできます(第1・3木曜休:450円)。尚、辿り着くには石段を登り切らなければならないため、気軽に立ち寄るなら、石段途中にあります石段の湯(第2・4火曜休:410円)もお勧めです。

 

実走ガイド ■上毛三山旅行記(ヤマハ TMAX530)

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