■牛久(ハーレーダビッドソン XL883L)
今回、「プチツーリングじゃ旅のスケール感が味わえないよ」とお思いの方にご用意しました、“世界一”を二つ。一つは世界一のタワー「東京スカイツリー」、そしてもう一つは“世界一の大きさのブロンズ製仏像”としてギネスに認定されている「牛久大仏」。
「なーんだ」と思うかもしれませんが、全世界のたった0.25%しかない国土の中のにある世界一を数時間走るだけで2つも見るのですから、時間対スケール効果はメッチャ高いですよ。
で、スタートはスカイツリーの前での記念撮影。
高さ634m(むさし)で世界一の電波塔の東京スカイツリー。ツリーの全体像を撮影するなら、押上駅横の踏切付近か、三ツ目通りの源森橋がお薦めです。
ツリー全体をフレームの中に入れ、さらにバイクを絡めて撮るのは至難の技。そして、それは高速に乗って50kmほど走った所にある牛久大仏も同じなので、あるなら広角で撮れるカメラで持って行くことをお薦めします。
そして、常磐自動車道&圏央道を走り阿見東ICで降りて、牛久大仏に。とにかく、でかい!です。少し離れて撮った方がバイクを大きく絡められていいかもしれませんね。
牛久大仏〜世界最大120mの大仏様は、ギネス認定「青銅製立像」世界一。
大仏様撮影の後は牛久周辺をぷらぷらと。
東京から約40kmの場所ながら、田畑や林が多く、それらの中を抜ける道や沼川沿いの道も多くあり、プチ旅情を満喫出来る「牛久」。名所の案内板が少ないので、事前のルートチェックが必要です。
阿見アウトレットモール〜GAP、adidas、EDWINなどあり。
小目沼橋〜昭和31年に作られた木製の流れ橋。場所が分かりづらいですが、小貝川沿いの土手を走ると見えます。
間宮林蔵記念館〜江戸時代、蝦夷地を測量した間宮林蔵の記念館と生家があります。
シャトーカミヤ〜国指定重要文化財
観音寺〜1525年建立。仁王門ほか、県指定文化財。紫陽花の名所。
板橋不動尊〜関東三大不動尊の一つ。本堂、三重塔、楼門は県指定文化財。
中でもお薦めは「ワープステーション江戸」と「雲魚亭」近辺。どちらも風情のある場所で、プチタイムスリップ感を味わえます。
□ワープステーション江戸
2000年に江戸時代の町並みを楽しめる歴史公園としてオープン。江戸城や武家屋敷がある「江戸城ゾーン」や、廻船問屋や大店街から成る「江戸の街ゾーン」、長屋、下町の「オープンセットゾーン」などがあり、記念撮影の場所には事欠かないです。日光江戸村のような観光施設ではなく、映画やドラマのロケ地として使用されているため、運が良ければ撮影風景に出くわす事もあります。
特に「雲魚亭」付近は、道角の“右 河童の碑”といった石碑や木漏れ日溢れる細い道を通ったりと、樹々の合間から見える牛久沼の湖面と相まって、本当にひょこり河童が出てきそうな雰囲気があります。
□牛久沼の河童伝説
いたずら河童をくくりつけたという「かっぱ松」や河童の絵を多く残し牛久の河童伝説を広めた日本画家小川芋銭の居宅「雲魚亭」、また「河童の碑」などあり。
“江戸と河童と世界一”…ちょっとした非日常感を味わいに“ぷらっ”と出掛けられてみてはいかがでしょうか。
□牛久ぐるめ
・そば処:信太の里(11〜14時:月休)〜懐かしい旧家の店舗でいただく柚子風味の蕎麦は旅情を醸し出してくれます。道沿いに立てられたそばののぼりが目印。そば¥850〜
・かっぱだんご・かっぱせんべい(かっぱ本舗)
R6沿いにあるかっぱ本舗。白あんに抹茶の粉を混ぜて練った「かっぱだんご(1本\85))」。牛久観光協会のマスコット“かっぱのキューちゃん」がデザインされた「かっぱせんべい(1枚\84〜\105)」。
・走行距離:199.4km
・使用金額:4,979円
高速代1,400円(三郷〜阿見東)
ワープステーション江戸入場料300円
お賽銭10円×2
そば850円
せんべい(3枚)309円
かっぱだんご(2本)170円
高速代650円(谷和原〜三郷)
ガソリン代1,280円
・平均燃費:22.75km/l