富士山周遊
※ふもとっぱらキャンプ場
世界遺産にも認定されている霊峰の富士山。周囲の忍野八海や富士浅間神社なども世界遺産に認定されています。そのため、観光客が多く、また、主要道の国道139号線も渋滞することが多いため、車での旅行と違ってなかなかツーリングエリアとして馴染みが薄い場所ですが、逆にバイクならではの裏道を通って富士山の好景観の各スポットを巡る旅を楽しんだり見つけたりする楽しみがあります。
道的には、お勧めは河口湖湖畔の北側から続く湖北ビューライン。車通りもそれほど多くなくいろいろな表情の富士山を眺め見ることが出来ます。食事は、いろいろな場所で郷土料理のほうとうが食べられるほか、温泉も山中湖湖畔にある紅富士の湯(800円)ほか、河口湖湖畔のホテルの日帰り入浴などを利用すれば、湖に浮かぶ富士山の景観を望みながら湯舟に浸かることも出来ます。
富士山と言う独立峰をの周囲を回るため、特に山岳路ではなく平坦が場所を走ることが多く、山岳地のツーリングエリアのように爽快な道や山脈が見える好景観などは少ないため、点と点を線で繋ぐようなツーリングルートの設定になることが多い場所です。
【富士周遊のお勧めツーリングスポット】
日本を代表する場所を紹介する画像や動画でよく紹介される神社です。五重塔越しに富士山が望め、春には桜が咲き誇っています。何といっても素晴らしいのは、富士山の形で、ほぼ左右対称に近い秀麗を望むことが出来ます。五重塔まで階段を登りますが、無料駐車場完備で比較的アクセスがいいので、幹線の国道139号線から少し離れていますが、立寄りお勧めの場所です。
2.山中湖パノラマ台
山中湖から県道730号線で三国峠へと行く途中にある峠で眼下に山中湖を望みながら富士山の景観を楽しめる場所です。秋には一面がススキ野原になります。但し、特に大型駐車場も無いので車が路肩に並んでいたり、写真を撮っている人がいるほか、風が強かったりするので走行には注意を。御殿場から富士周遊をするならここ経由で山中湖に入るルートもありです。
3.大石公園
河口湖の北岸にある富士山の好景観スポットで、大型の無料駐車場があります(未舗装箇所あり)。6月下旬から7月中旬にかけてはラベンダーが咲き誇り、紫のラベンダー越しの富士山を楽しむことが出来ます。カフェやショップもあり、休憩や集合にもいい場所です。
高さ20m、幅150mに渡って富士山の湧水が幾筋もの滝になって流れ出ている白糸の滝。世界遺産で、日本の滝百選にも選ばれています。また、近くにある音止の滝は高さ25mの豪瀑で、その名の通り水の音が大きく迫力があります。白糸の滝の陰に隠れがちですが、名瀑です。駐車場200円。
その他
◎忍野八海
富士山の湧水によって出来た湧泉群で、八つの沼がすべて世界遺産に認定されています。茅葺き屋根の民家や水車など風情な風景が残り、多くの観光客で賑わっています。バイク八海の中まで入れますが、かなり周囲の目が刺さります。混雑時にはバイクのエンジンを切って、歩いてバイクを押す配慮も。周囲に駐車場がありますが、お店の駐車場が多いので、ここでお土産などを買って止めさせてもらい徒歩で散策するのがいいようです。
富士山の周りには多くの浅間神社がありますが、その中で参道が樹々に挟まれ、風情と厳かさを感じられながらも、駐車場も完備されていて立寄りやすい神社です。世界遺産にも登録されています。
◎御坂峠
河口湖から笛吹市に抜ける国道137号線の新御坂トンネル手前から旧道に入って、県道708号線(御坂みち)を走ったところにある峠で、富士山と河口湖の眺望がとてもいい場所です。道中は細いヘアピンが続くので走行には注意を。
◎紅葉台
西湖の南にある展望台で、幹線の国道139号線から展望レストランまで舗装路が続いています。展望台は有料(200円)になりますが、その価値ありの樹海越しの富士山の景色が眺められます。
かつてあった茅葺き屋根の集落を再生し蘇らせた施設です。昔の土遊びやちりめん細工なども体験できて、家族で来て楽しめる場所ですが、バイクで来てぷらっとその趣を楽しむのにいい場所です。入場料:350円。
◎千円札富士山撮影場所(本栖湖 中ノ倉峠展望地)
千円札の裏側に描かれている富士山が撮影された場所が、本栖湖湖畔にあります。撮影場所自体は、道沿いの駐車場から30分ほど山を登った場所になりますが、同駐車場からでも千円札に描かれたのと同様の綺麗な富士山を望むことが出来ます。ちなみに、山を登るとパノラマ台という本栖湖と富士山の美観を望める好景観地がありますが、駐車場から約1時間30分ほど山を登る必要があります。同駐車場の近くから国道300号線が分岐して(本栖みち)、身延の方に抜けて中部横断自動車道に入ることも出来ます。
◎朝霧高原
富士山に西麓に広がる高原で、何も遮るものが無い中で眼前に富士山を望むことが出来る場所です。幹線の国道139号線が高原の中を縦断していて、走るだけでその光景を楽しめますが、道の駅 朝霧高原ほか、二輪車展示館が併設されているレストハウスのもちや や、牛が放牧されている富士ミルクランドなどがあり、いろいろと楽しめる場所でもあります。また、高原内にあるふもとっぱらキャンプ場は人気のキャンプ場でイベント等も開催される好景観地です。
◎田貫湖
富士山の西麓にある人造湖で富士五湖とはまた違う、湖越しの富士山を見ることが出来る場所です。また、4月や8月には、富士山の山頂に太陽が重なって起こる現象のダイヤモンド富士を見られる場所でもあります。湖畔にキャンプ場あり。
【The Road】
河口湖と西湖に北側を湖畔に沿って走るレイクロードで、道幅も広くなく追い越し不可のため、走りの道ではなく、景観を楽しむ道です。特に西湖沿いの道は車通りも少なく、山越しに富士山が見える変わった景色なので、定番の富士山周遊ながらニッチな雰囲気を楽しめます。
なかなかバイクで走る爽快路が少ない富士周遊ですが、この富士スバルラインは有料ながら道幅も広く、富士山自体を五合目まで登る道のため富士山自体の景色は望みづらいですが、抜けのいい景観で気持ちよく走れます。但し、日本で有数の高所まで登るので、バイクの息が苦しくなる場合もあります。1,680円(125cc以下:200円)。登り切った五合目駐車場には、レストハウスの他、展望台もあり、富士山を間近に望むことが出来ます
【食事処】
御坂峠にある茶屋で、太宰治が小説「富嶽百景」を書いた場所でもあります。風情のある建物で、愛車とともに写真を撮っても映えます。また、ほうとう鍋(1,100円〜)や蕎麦や団子もあり、富士山周遊路からは少し外れていますが、ツーリング中の食事処としてもお勧めの場所です。