■佐倉・印旛沼(ヤマハ XTZ125E)

印旛沼〜利根川水系の湖沼。疏水百選に選定されています

 

何気なしにぷらっとツーリングに出掛けよう…と思って千葉県佐倉市に行きましたが、ぷらっとどころか都内から全走行距離約150kmというちょっとしたツーリングになってしまいましたが、それというのも、使用車両のXTZ125Eがとても面白くて楽しかったからです。

 

柴又帝釈天〜寛永6年(1629年)に開創された日蓮宗寺院。ご存知『男はつらいよ』のロケ地としても有名です。

 

矢切の渡し〜江戸時代初期に幕府が渡河用に設けたのが始まり。葛飾区柴又と松戸市矢切を結ぶ。渡船料¥100

 

実は、125ccということでちょっとなめてかかっていたところもあったのですが、手の内で扱えるアクセルワークの楽しさとフルサイズならではの疲れ無さ。高速こそ乗れないものの、一般道路では普通車や他のバイクと遜色のない走りを披露してくれて、その動力性能に驚かされつつ、ついつい遠方まで走ってしまったというのが正直なところです。

 

13馬力で104kg(乾燥重量)、125ccながらフルサイズの車格を持つXTZ125E。その軽快感とレスポンスのよいエンジンに、わざとダートや荒れた道に入ってちょっとしたオフロード走行を楽しみたくなる1台です。少しくらいリアが滑ってもその軽さと足付きの良さで簡単にリカバリーが出来ますし、フルサイズならではの本格的な車体まわりでかなり安定した操縦性と走破性を持ち、気軽にダートを遊べるバイクです。

 

佐倉は下総守護の千葉氏一族の鹿島氏が築いた佐倉城に始まり、江戸中期には堀田氏が藩主を努め、幕末期には幕府の老中ともなった堀田正睦により蘭学が奨励されました。

 


国立歴史民族博物館〜旧石器時代から中世戦国時代、そして近代に至る「考古学、歴史学、民俗学」がテーマ別に展示されている大規模な博物館。入館料¥420

 

最後の佐倉藩主、堀田正倫の別邸。国重要文化財。

 

蔵六餅本舗木村屋〜明治15年創業の老舗菓子店。六角形の餅入り最中(6ヶ入り¥840)が名物。古美術品も展示。

 

現在の佐倉市は、千葉県最大の湖沼・印旛沼の南に当時の城下町の風情を色濃く残しつつも、隣の地区には高層マンション群が立ち並ぶニュータウン「ユーカリが丘」があり、その新旧の街並みにちょっとしたタイムスリップ感を感じてしまう不思議な街でもあります。ちなみに、東関道湾岸市川ICから最寄りの佐倉ICまでは約29kmです。

 

武家屋敷〜3種類の武家屋敷を一般公開。当時の武士の暮らしをうかがえます。入館料¥210

 

川瀬屋〜天保元年(1830)から続く老舗蕎麦屋。手打ちの二八蕎麦が自慢。かき揚げそば¥1350

 

“古代から現代まで全て見るのに3km以上歩く”という広大な『国立歴史民族博物館』と、まるで映画「武士の一分」の世界のような情緒ある『武家屋敷』をメインに、味処などを回られるといいようです。

 

麻賀多神社

 

佐倉順天堂記念館

 

市立美術館

 

駅前には高層マンション群が立ち並びます。

 

 

今と昔。そんな趣を感じられるツーリングでした。

 

 

TOPへ