■足利・渡良瀬橋(スズキGSR250)

 

バイクで出掛けたくなるきっかけ、って何でしょう?

 

暖かくなってきたから。

 

テレビ番組で美味しそうな郷土料理を見たから。

 

WEBで綺麗な景色を見たから。暇だから…と、いろいろな理由はありますが、その一つに「音楽」もあると思います。

 

音楽を聴いていて、歌詞に出てきた桜を見に行きたくなった、とか、波の音を聞いてふと海を眺めたくなった、とか。もしくは、ハードロックを聴いていたら、無性に高速を飛ばしたくなった、とか…。

 

今回訪ねたのは、栃木県の足利市。森高千里さんの歌に誘われて、ヘルメットの中で何回も歌を口ずさみながら、この歴史ある街をバイクで散策してみました。

 

「渡良瀬橋」歌詞内に出てくる公衆電話

 

「渡良瀬橋」は1993年に森高千里さんの17枚目のシングルとして発表された曲で、足利市内には同曲の歌詞に出てくる場所が幾つか点在しています。また、同市は史跡や名所が多くあり、バイクでぷらっと巡るのもとても楽しい町です。

 


八雲神社〜足利市内には5つの八雲神社がありますが、歌詞内ではどこの八雲神社かは特定されていません。しかし、森高さんが渡良瀬橋周辺を散策して詞を作ったことから、緑町の八雲神社が有力です。ただ、同社は出火で社殿が焼失。新たな社殿が作られました。なお、動画サイトで森高さんんは、足利市大門通と足利市通5丁目の八雲神社にも参拝しています。

 

歴史と由緒を併せ持つ街

 

 

室町幕府を開き約240年にも渡り天下人として君臨した足利氏。足利市はその名の通り足利氏礎の地で、市の中心にあるばんな寺は足利氏の氏寺であり、足利氏の館でもありました。そんな歴史と由緒を併せ持つ足利市は、北関東道の足利ICが出来、首都圏はもとより北関東各所からのアクセスが格段を向上しました。

 

まず、ICを降りたらほど近くにある樺崎八幡宮に寄ってみたいです。色鮮やかなな本殿や鎌倉時代の石塔がある古刹が、このような所にポツンとあるのに驚かされます。

 


樺崎八幡宮〜1189年に創建。朱色の本殿が見事。市街地から離れていて趣があります。足利IC近く(P無料 拝観無料)

 

そして、数キロ西に走ったところにあるのが、「関東の高野山」と称される行道山浄因寺。途中、狭くて路面が悪く、樹々に囲まれて薄暗い道が続きスポーツバイクだとちょっと躊躇してしまいがちな道が続きます。

 

浄因寺〜714年開創と伝えられる古刹。関東の高野山とも呼ばれ、参道の階段沿いには多くの石仏が並んでいます(P無料 拝観無料)

 


浄因寺への道〜どんどん細くなってきて心細くなってきますが、やがて車が数十台も止められる無料の舗装駐車場に突き当たります。但し、場所によっては斜度があるので、バイクの駐車場所のは要ご注意を。

 

浄因寺から足利の市街地に向かう道中にある「昭和カフェ」は、休憩にオススメの喫茶店です。古民家を改築し、店内には昭和モダンなアンティークが所々に置かれていて、コーヒーも美味しい。リラックスしたひと時を過ごせます。

 

昭和カフェ(足利市江川町字徳分546-1)〜昭和前期の古民家を改築。ゆっくりとした時間が流れています。コーヒー\500 12:30〜19:00 日曜定休 Pあり。

 

多くの名所、名刹が集まる市中心部は、太平記館の無料観光駐車場にバイクを停めて散策するのが○。各種観光MAPは足利市観光協会のHPから事前にプリントアウトしておくと便利です。時間に余裕があれば、あしかがフラワーパークや、隣りの佐野市を見て回るのも楽しいです。

 


国指定史跡 足利学校〜平安時代創建とも言われる中世の高等教育機関。目指せ!世界遺産(観光P無料 拝観400円)

 

ばんな寺〜真言宗大日派の本山で、足利氏の氏寺。武家の館の面影もあり、日本100名城にも選定されています。目指せ!世界遺産(観光P無料 拝観400円)

 


太平記館〜大河ドラマ「太平記」放映を記念して建築されました。足利市内の観光情報はここでゲットしましょう(観光P無料)

 

松村写真館〜映画「今日、恋をはじめます」「八日目の蝉」のロケ地。営業中。

 


利性院 閻魔堂への参拝道〜大きな閻魔様が見れる閻魔堂。くれぐれも嘘をつかぬよう…。

 


足利東映跡〜閻魔堂のそばにある映画館跡。現在は居酒屋などが入居しています。趣あり。

 

はとや(足利市家富町2247)〜ばんな寺北門前。足利B級グルメ「ポテト入り焼きそば(\400)」うまい。12:00〜20:00 火・第3水曜定休 Pあり。

 

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