西伊豆

※仁科峠より西伊豆スカイラインを望む

 

堂ヶ島をはじめ、伊豆ジオパークを感じられる奇岩奇勝の景観地が数多くあるエリアですが、南伊豆経由ですと一日で回るのは時間的にきついので1泊は必要です。西伊豆のみでしたら、東名高速・新東名高速から伊豆縦貫道に入って、修善寺経由で西伊豆スカイラインを走り、西伊豆町から西伊豆の海岸線沿いを走り、沼津に戻るという経路が定番です。

 

但し、土肥から先の海沿いの道(県道17号線)は、急に道が細くなり、またヘアピンなどが多くなり、海から吹く強い風と相まって走りづらくなるので要注意です。
また、昨今、猿や鹿、イノシシなどが道を横断することが多いようですので、特に夜間の走行は避けた方がよろしいようです。

 

 

ちなみに、清水港と土肥港を約1時間10分で結ぶ駿河湾フェリーを、時短やフェリー遊覧を楽しむ旅用に活用するのもありです(運賃:2,300円〜、二輪車:950円〜)。

 

【西伊豆のお勧めツーリングスポット】

 

1.堂ヶ島 天窓洞

 

西伊豆随一の景勝地で、伊豆の松島とも例えられています。中でも、天井が崩れた洞窟の天窓洞は堂ヶ島を代表する景勝地で、無料で上から覗くことも出来ますが、晴天時は、是非、20分ほどですが遊覧船に乗って、天窓洞の下に行って、その雰囲気を味わってみられることをお勧め致します(1,300円)。

 

2.だるま山高原レストハウス

 

修善寺から西伊豆スカイラインへ行く途中にあるレストハウスで、山登りや多く歩くことなく、駿河湾に浮かぶ富士山の好景観を望める場所です。軽食やソフトクリームなどを窓越しに富士山を眺めながら食せます。地物の鹿肉を使ったジビエ軽食(鹿肉ビビンバ丼、鹿肉ピザ、シカ肉みそ焼きおにぎりなど)もあります。

 

3.仁科峠展望台

 

西伊豆スカイラインの道中にある峠で、富士山の景観がよく、また、眼下には西伊豆の海岸線を望むことが出来る好景観地です。

 

4.黄金崎

 

地熱の変質作用などによって黄金色の岩肌を持つ岬で、岬が馬の形に似ていることから、馬ロックの愛称を持っています。天気の良い日には富士山も眺められ、夕陽を浴び黄金色に輝く岬は、また格別な景色です。

 

その他

 

三四郎島

 

三四郎島とは、沖にある伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島の総称。小豆島に引き潮の際に小島に渡れるエンジェルロードなる道が出来てSNSで人気を博しましたが、こちらも干潮時には一番近い伝兵衛島まで歩いて渡れるトンボロという現象が起こります。トンボロになる時間は同所の潮位表で事前に確認を。

 

浮島海岸

 

穴の開いた岩の三ツ足など、マグマの通った道の岩脈群が隆起して出来た奇岩群があり、伊豆バイオパークの造形を見ることが出来ます。シュノーケリーングの名所でもあります。駐車場は通常は無料ですが、夏季は有料になります。

 

大田子海岸

 

夕陽日本一を宣言した場所で、海を眺める展望台もあります。沖合には、めがねっちょ(イズら)と呼ばれる奇岩もあり、日中に訪ねても雰囲気のある景色を望むことが出来ます。

 

恋人岬

 

国道136号線脇にある駐車場(無料)から、歩いて約10分ほどのところにある岬で、恋人たちの聖地ということで、いろいろなモニュメントや愛の鐘などがあり、一人で訪ねるにはちと寂しい場所です。それでも駿河湾越しに富士山を望める好景観スポットでもありますので、興味のある方は是非。

 

土肥金山

 

明治から昭和にかけて採掘されていた金山で、その量は、佐渡金山に次いで日本で2位の産出量を誇っていましたが、1965年に枯渇したために閉山。その後、テーマパークとして公開されています。リアルな人形たちが当時を再現している坑道跡やギネスに登録された250kgの金塊、砂金採りなども楽しめるので、ソロよりはマスツーリングで行った際に楽しめる場所です。入場料1,000円(HPに割引券あり)。

 

御浜岬

 

戸田港にある土砂がたまって出来た砂嘴(さし)で、岬の先端近くまでバイクで行こことが出来ます。岬には灯台や博物館、また小舟ヶ浜からは諸口神社の赤い鳥居と富士山のコラボ画像を撮ることが出来ます。また、この辺り(戸田)では、沖合の駿河湾が日本一深い湾ということもあり、深海魚料理を楽しむことも出来ます。

 

煌めきの丘

 

県道17号線沿いに駐車場があり、富士山と駿河湾の好景観を望める場所です。菜の花の時期には、花畑に「井田」という同場所の地名が花文字で作られます。同所から徒歩5分くらいのところにある明神池は、海のそばにありながら淡水のきれいな池でのんびりできます。

 

大瀬崎

 

伊豆半島の北西端にある岬で、琵琶島とも呼ばれています。全長数百mの岬ながら一般車両通行禁止のため、駐車場にバイクを置いて歩いて行く必要があります。大瀬海水浴場や大瀬神社、大瀬崎灯台や、淡水で鯉が泳いでいる不思議な神池などがあります。県道17号線沿いに大瀬崎を展望できる駐車場あり。

 

千本松原

 

沼津市から富士市に続く駿河湾の岸に続く松原で、日本百景や白砂青松100選にも選ばれています。富士山の景観も楽しめます。

 

【The Road】

 

西伊豆スカイライン

 

西伊豆の稜線を走る約10.8kmの無料の道。駿河湾と富士山の景観を望みながら、爽快なワインディングロードの走りを楽しめます。車の通りも少ないですが、強い風が吹き抜けることもありますので、オーバースピードと風にあおられないようにご注意を。

 

【食事処】

 

沼津港

 

沼津港の周りには、海産物などの買い物が出来る魚市場食堂のほか、牡蠣やすし、名物の干物を食べられる店が軒を並べていますにで、行ってからその日の気分で食事を取るのもいいかも。但し、昼休みに入るお店もありますので、時間帯には注意を。沼津ICから近いのも嬉しいです。

 

【温泉】

 

沢田公園露天風呂

 

堂ヶ島の近くにある断崖の上にある町営の浴場で、海を目の前にして入浴することが出来ます。(600円)

 

実走ガイド ■南伊豆・西伊豆の絶景を巡る その2(スズキVストローム250ABS)

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