中・南伊豆
※石廊崎
東名高速道路の沼津ICや新東名高速道路の長泉沼津ICと伊豆縦貫自動車道が直結し、自動車道路が中伊豆の月ケ瀬ICまで延伸したことにより、非常にアクセスがよくなった中伊豆。伊豆スカイランや西伊豆スカイラインのような爽快路は少ないものの、そのまま国道414号線で河津に抜けて、東伊豆経由で戻るか、松崎か県道15号線や県道115線を周遊して戻るか、もしくは南伊豆を楽しんで西伊豆スカイラインで戻るという選択肢も、都心から時間的に日帰りで取れるようになりました。
世界ジオパークにも認定された伊豆半島の地質学的な地形を随所で楽しむことが出来る南伊豆は、景勝地の宝庫です。都心から近いにも関わらず、まだまだ手付かずの秘景が残された場所でもあります。
【中・南伊豆のお勧めツーリングスポット】
1.千貫門
岩の真ん中に大きな海蝕穴がある大きな岩。見る価値が千貫文に値するという意味から千貫門と呼ばれるようになった。同所用の駐車場は無いので注意を。国道136号線から遊歩道を歩いて10分くらいの岩の海岸にあります。
2.弓ヶ浜
伊豆の南端にある浜で、1kmに渡り砂浜が続いています。日本の渚百選に選定されていて、伊豆三大美浜のひとつでもあります。
3.あいあい岬
奥石廊崎の荒々しい岸壁や岩礁の好景観が望める場所で、駐車場や売店もあります。また、通常、遊覧船でしか見ることの出来ない景勝地のヒリゾ浜を唯一陸側から見れるポイントでもあります。
4.龍宮窟
天窓が開いた海蝕された洞窟で、上から覗くことも、また、下から眺めることも出来ます。夜など月あかりに照らされた時などは幻想的な風景を醸し出します。隣には田牛のサンドスキー場があります。
【その他】
◎浄蓮の滝
湯ヶ島にある、落差25m、幅7mの伊豆半島最大級の滝で、日本の滝百選にも選ばれています。滝の近くにはワサビ田やお土産屋さんがあります。
1905年に完成した445.5mのトンネルで、現存する日本最長の石造りのトンネルです。川端康成の小説「伊豆の踊子」の舞台にもなっていて趣があります。ちなみに国道414号線から同トンネルに続く道は未舗装路になります。
◎河津七滝
※初景滝
河津のループ橋を下ったところにある脇道に入るとある、約1.5kmの渓流の間にある7つの滝の総称です。遊歩道があり、伊豆の踊子の像などが立っています。大滝は伊豆最大級の落差30mの滝で、初景滝のには伊豆の踊子と学生の像が立っています。
◎今井浜
河津の近くにある白砂青松の浜で、伊豆三大美浜のひとつ。海の間際に、舟戸の番屋(300円)という露天風呂もあります。
◎細野高原
国道135号線の伊豆稲取からおよそ10分ほどのところにある高原で、風車が立ち並んでいます。秋のすすきの時期の天気の良い日には、一面が黄金色に輝く幻想的な世界を見ることも出来ます。
◎瓜木崎
下田市にある岬で、自然公園となっていて灯台もあります。毎年、12月末〜1月末にかけて水仙まつりが開催されて、約300万本もの水仙が咲き誇ります。また、西側の海岸には俵磯という立派な柱状節理があります。
◎恵比須島
須崎の先にある小さな島で、橋で渡ることが出来ます。千畳敷や岩礁があり伊豆ジオパークを感じさてくれる場所です。
伊豆三大美浜のひとつ。ホテルや旅館が立ち並ぶ観光エリアのため、夏場は混雑するもオフシーズンは意外とのんびりできる場所です。透明度が高く青いグラディエーションの海を見ることが出来ます。
◎逢ヶ浜
弓ヶ浜から徒歩5分ほどのところにある岩礁で、弓ヶ浜と砂浜と違った石の海岸で別の雰囲気を楽しめます。海上には穴の開いたエビ穴のほか、各種奇岩が見られます。
岬の先が、波で浸食されて沖に群立したもので、海上に奇岩が並んでいます。天の川の撮影スポットとして有名な場所でもあります。
◎雲見海岸
晴れていれば、正面沖合にある大小二つの島の牛着島越しに富士山が見られます。駐車場のあり、浪の音を聞きながらのんびりできます。近くにはくじらの骨格標本が飾られた「雲見くじら館」やぬるいけど楽しい「なぎさの足湯」などがあります。